ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2025/02/26
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ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音があるという症状について「ユビー」でわかること
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「ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある」はどんな症状ですか?
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音があるとは
「ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある」に関連する主の病気には、気管支喘息、咳喘息、右心不全などがあります。
「ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある」に関連する症状はありますか?
「ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある」のQ&A
- A.
喘鳴は痰が絡んで「ゼーゼー」と鳴ることがあります。
解説喘鳴は痰が絡んで「ゼーゼー」と鳴ることがあります。喘鳴は気道が狭くなることで起こりますが、その原因には気管支の筋肉が縮むことだけでなく、痰(粘液)が気道に貯まることも大きく関係しています。
特に喘息やCOPDでは、気道が炎症で狭くなることに加え、粘液(痰)が過剰に作られます。この粘り気のある痰が気道に絡みつくことで、空気の通り道がさらに狭くなり、「ゼーゼー」という音が発生します。また、肺炎や気管支拡張症などで固い痰の塊(粘液栓)が気道を塞ぐことも、喘鳴の原因となります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68. - A.
気道が非常に狭くなっているためです。
解説息を吐く時に「キュー」と音がするのは、気道が非常に狭くなっているためです。
喘息などで気管支が狭くなると、そこを空気が通過する際に気道の壁が振動し、音が出ます。この「キュー」という高い音は、狭い隙間を空気が無理やり通るために発生する、笛の音に似た現象です。
特に「息を吐く時」に音が聞こえやすいのは、肺から空気を押し出す際に胸の中の圧力がかかり、ただでさえ狭くなっている気道がさらに押しつぶされて狭くなりやすいためです。このため、空気の通り道が最も狭くなる息を吐くタイミングで、高い音(喘鳴)が発生します。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68. - A.
呼吸の際に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と聞こえる異常な呼吸音のことです。
解説喘鳴(ぜんめい)は、呼吸の際に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」と聞こえる異常な呼吸音のことです。これは、空気の通り道である気道(喉や気管支など)が炎症や粘液、あるいは筋肉の収縮によって狭くなることが原因で発生します。
空気がこの狭くなった部分を通過する際、気道の壁が振動して音が出ます。特に息を吐く時(呼気時)に聞こえることが多いのが特徴ですが、吸う時(吸気時)に聞こえる場合もあります。
喘鳴は、気道が狭くなり空気の流れが悪い「気流制限」が起きていることを示す重要なサインです。気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)でよくみられる症状です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68. - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説喘鳴の原因をご自身で特定することはできませんが、症状をセルフチェックし、医師に正確に伝えることは診断の重要な助けになります。
以下の点を確認してみてください。また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、喘鳴かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68. - A.
「ヒュー音」は、喘鳴(ぜんめい)やストライダーを指す擬音語です。
解説「ヒュー音」は、喘鳴(ぜんめい)やストライダーを指す擬音語です。どちらも気道が狭くなった音ですが、発生場所と聞こえるタイミングが異なります。
- 喘鳴(Wheeze):「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という音楽のような高音です。主に息を吐く時(呼気)に、胸の中の気道(気管支など)から発生します。
- ストライダー(Stridor):「ヒーヒー」という荒々しい高音です。主に息を吸う時(吸気)に、喉元(上気道)から発生します。
このように、似た音に聞こえても、喘鳴は主に息を吐く時、ストライダーは主に息を吸う時に聞こえるという違いがあります。特にストライダーは、喉の辺りが狭まっている危険なサインです。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68. - A.
喘鳴と心不全は関係があります。
解説喘鳴と心不全は関係があります。喘息やCOPDがなくても、心不全が原因で喘鳴が起こることがあり、「心臓喘息(Cardiac asthma)」と呼ばれます。
これは、心臓の機能が低下することで、肺や気管支の周囲の組織に水分が貯まり(浮腫)、その結果として気道が狭くなるために発生します。空気が狭くなった気道を通るため、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音がします。
喘鳴に加え、横になると息苦しくなる(起坐呼吸)、手足のむくみ(末梢浮腫)がある場合は、心不全が原因である可能性が考えられます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68. - A.
喘息やCOPDが最も一般的ですが、喉の病気、気管の腫瘍、心不全など多様な病気が考えられます。
解説喘鳴の最も一般的な原因は、気管支が狭くなる気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)です。しかし、原因はこれらだけではありません。気道が狭くなる場所によって、さまざまな病気が考えられます。
例えば、喉や首の辺り(上気道)では、重いアレルギー反応(アナフィラキシー)や声帯の異常が原因になります。胸の中の太い気管や気管支(中枢気道)では、腫瘍や気管軟化症(気道が潰れる病気)が考えられます。
さらに肺の奥の細い気道(下気道)では、ウイルス感染による細気管支炎や、心不全(心臓喘息)が原因で喘鳴が起こることもあります。このように原因は多岐にわたるため、正確な診断が重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68. - A.
急激な呼吸困難を伴う場合には救急外来を受診しましょう。
解説喘鳴があり、呼吸困難が急速に悪化している場合、喉元で「ヒーヒー」と荒々しい音が聞こえる(ストライダー)、唇の腫れや蕁麻疹(アナフィラキシーの兆候)を伴う場合は、命に関わるため、ただちに救急医療が必要です。普段使っている吸入薬(気管支拡張薬)を使っても、症状がまったく改善しない場合も危険です。
症状が比較的安定している場合や、喘鳴が断続的に起こる場合は、まず内科や呼吸器内科を受診してください。問診、診察、呼吸機能検査やX線撮影などで原因を詳しく調べ、適切な診断と治療を行います。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68. - A.
喘鳴の治療は、その根本原因を特定することが第一です。
解説喘鳴の治療は、その根本原因を特定することが第一です。
例えば、喘息やCOPDが原因であれば、気管支拡張薬の吸入(ネブライザーなど)で気道を広げます。重いアレルギー反応(アナフィラキシー)であれば、エピネフリンの注射がただちに必要です。その他、感染症が原因なら、その治療を行います。
予防としては、喘息などの慢性疾患を持つ方は、処方された薬を継続し、アレルゲンや喫煙といった症状の誘発因子を避けることが最も重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るBohadana A et al. Fundamentals of lung auscultation. N Engl J Med. 2014, 370, 744-51.
Loudon R et al. Lung sounds. Am Rev Respir Dis. 1984, 130, 663-73.
Forgacs P. The functional basis of pulmonary sounds. Chest. 1978, 73, 399-405.
Sarkar M et al. Auscultation of the respiratory system. Ann Thorac Med. 2015, 10, 158-68.
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音があるという症状はどんな病気に関連しますか?
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音があるという症状に関連する他の症状をチェック
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音があるという症状について、医師からのよくある質問
- これまでに【ぜん息あるいは小児ぜん息】と診断されたことはありますか?
- ぜん息の治療薬を使用していますか?
- 1週間以内に痛み止め・解熱薬(ロキソニン、バファリン、カロナール等)を飲みましたか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 呼吸器内科
