うつ
の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/04/26
「うつ」がどの病気に関連するかAIでチェックする
うつについて「ユビー」でわかること
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「うつ」はどんな症状ですか?
うつとは
「うつ」に関連する主の病気には、睡眠障害(不眠症)、統合失調症、気管支喘息などがあります。
「うつ」のQ&A
- A.
気持ちが落ち込んでしまい、何もする気が起きずに日常生活に支障をきたしてしまう症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「抑うつ」は、下記のような症状が続いている状態を指します。
- 気分が落ち込む
- 気が滅入る
- やる気が出ない
- 悲しく虚ろな気分になる
- 感情が不安定になる
- 怒りっぽさが出る
- 集中力が下がる
- 自分を責めてしまう
- 「死にたい」と思う
- A.
一時的に憂鬱な気持ちになることや気分が落ち込むことを「抑うつ気分」「抑うつ状態」と言い、これらは病気ではなく状態を指します。症状が重かったり期間が長引いたりすると、「うつ病」と診断される場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「抑うつ」は、症状あるいは状態像(症状のパターンを型にまとめたもの)を指す言葉であり、病名ではありません。他方「うつ病」は病名であり、診断基準に沿って診断が下った場合に告げられるものになります。
なお、うつ病の症状の1つとして抑うつが見られることがよくありますが、抑うつがあれば必ずうつ病というわけではありません。うつ病以外にも抑うつを呈する疾患はあります。また、抑うつ状態でなくても、他の診断基準を満たせばうつ病と診断されることがあります。 - A.
うつ病などの精神的な病気が原因となることが多いです。
解説「抑うつ」症状をきたす原因としては、下記のような精神的な病気が知られています。
重篤気分変調症
怒りっぽさが持続し、極端な行動を繰り返す症状で、12歳までの子供によく見られます。児童では抑うつが怒りとして表れることがよくあります。重篤気分変調症を示す方は、青年期や成人期になるとうつ病や不安症を呈しやすいと言われています。
うつ病
抑うつ気分や、興味や喜びの喪失が2週間以上続く他、以下の症状が見られます。うつ状態を示さなくなる時期もありますが、大半は繰り返します。
- 食欲の増減
- 不眠または過眠
- 疲労感
- 無価値感
- 罪責感
- 思考力や集中力の減退
- 死についての思考
双極性障害
抑うつと躁(気分の高揚、開放的または易怒的になる)の両方がみられます。躁が現れる前は、うつ病など抑うつを呈するほかの疾患との区別が難しいです。
持続性抑うつ障害
抑うつ気分がほとんど一日中続く状態が、長く継続して(成人では2年以上、子どもでは1年以上)見られると診断されます。
月経前不快気分障害
月経開始前のおよそ2週間前から、以下の症状のうち少なくとも5つの症状が認められ、かつ月経開始後数日以内に軽快する場合、診断されることがあります。
器質性精神障害
身体疾患が原因で抑うつを呈することがあります。原因となる疾患としては、脳梗塞、脳腫瘍、パーキンソン病、甲状腺機能低下症、慢性肺疾患などがあげられます。
物質・医薬品誘発性抑うつ障害
抑うつ気分や、興味や喜びの減退が、ある種の薬や化学物質の使用中もしくは離脱期間(使用を中止したり使用量を減らしたりしている時期)に見られます。
適応障害
自分が置かれた環境や病気に対してうまく適応できず、抑うつ気分や不安感などの感情面の症状や、全身の倦怠感や不眠といった行動面の症状を呈する病気です。ストレス因がなくなると6ヶ月以内に症状が治まるのが特徴です。
心的外傷後ストレス障害
トラウマ的になるような出来事に遭った後に、抑うつなどを起こすことがあり、「心的外傷後ストレス障害」と呼ばれます。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本精神神経学会.DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引. 医学書院,2014.
小山文彦ほか (2014). 労働者の抑うつ, 疲労, 睡眠の状況と HPA 系内分泌動態の検討. 日本職業・災害医学会会誌, 62(3), 143-148. - A.
精神科や心療内科を受診しましょう。
- A.
休養をとることで回復することもありますが、症状が長く続き、日常生活に支障をきたしていると感じた場合は、早めに精神科や心療内科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る希死念慮(「死にたい」といった気持ち)が強い時は、至急精神科救急の受診を検討しましょう。「夜間休日精神科救急医療機関案内窓口」で、最寄りの医療機関をご確認できます。
また、特に強い希死念慮に苛まれているといった状況でなくとも、気分の落ち込みや思考力・集中力の低下、睡眠障害などにより生活に支障が出ている場合は、受診をおすすめします。症状が2週間以上続いている場合にも、医療機関を受診しましょう。 - A.
主に仕事などのストレスが原因となることが多いので、十分に休養をとることが大切です。その他に薬物療法、心理療法、カウンセリングなどの治療法があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「抑うつ」の治療としては下記のようなものが挙げられます。
休息・環境調整
無理をせず、しっかりと休息をとることが大切です。休息をとるのが難しい環境(家事や育児をしなければならないなど)であれば、休めない原因をなるべく減らすなどの環境調整が重要になります。また、抑うつのきっかけとなった明らかなストレスがある場合は、できるだけストレスと距離をとれる環境に身を置くことが望ましいでしょう。
薬物療法
うつ病の場合は抗うつ薬により、双極性障害の場合は気分安定薬により、抑うつの改善が期待できます。また、眠れない、不安がある、落ち着かないなどの症状により休息がとれない場合は、症状を和らげる対症療法が効果的です。
社会心理的治療
精神療法、認知療法、対人関係療法、行動療法などの効果が研究されています。柔軟な考え方や適応しやすい行動様式を身につけることで、抑うつが改善することがあります。
うつはどんな病気に関連しますか?
うつに関連する他の症状をチェック
うつについて、医師からのよくある質問
- 最近、気持ちが落ち込んでいると感じますか?
- 体のだるさはありますか?
- 夜によく眠れないと感じていますか?
- 食欲がなく、食事量が減っていると感じますか?
- ほとんど毎日疲れているか、なにもやる気がしないような状態ですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 精神科
- 心療内科