悪性黒色腫(メラノーマ)
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/08/30
あなたの症状と悪性黒色腫(メラノーマ)の関連をAIでチェックする
悪性黒色腫(メラノーマ)について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
悪性黒色腫(メラノーマ)とはどんな病気ですか?
色素をつくる細胞(メラノサイト)が癌化した皮ふがんのひとつで、頭から足の裏の皮ふまで、爪を含んで全身のどこにでもできる可能性があります。通常のほくろに比べて黒っぽく、色むらがあったり、盛り上がったりします。爪にできると爪が茶色っぽく透けて見えます。稀に、色のないタイプもあります。
悪性黒色腫(メラノーマ)の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
悪性黒色腫(メラノーマ)への対処法は?
放置すると大きくなり、臓器転移を起こすことがあるため、早期の診断・治療が大切です。治療は手術治療を中心に、状態に応じて抗がん剤治療などの薬物治療が行われます。疑われる場合には皮ふ科を受診しましょう。
悪性黒色腫(メラノーマ)の専門医がいる近くの病院はありますか?
悪性黒色腫(メラノーマ)のQ&A
- A.
頻度が高いものではありませんが、定期的な経過観察が必要となることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る爪甲色素線条と呼ばれる爪の黒い縦筋が生じることがあります。
小児の場合は消失することも多いので、基本的には経過観察していれば問題ありません。
思春期以降に生じた爪甲色素線条は、まれですがメラノーマの可能性もあります。
色や線条の太さなどが変化していないかどうか定期的に経過観察し、必要な場有は組織生検でがん細胞の有無を調べます。
線条が複数の爪に生じている場合は、全身性の病気、メラノサイトの活性化(爪白癬や手湿疹、爪カンジタ症などによる)ことがあります。また、抗がん剤など薬剤性に生じることもあります。 - A.
形が不整だったり、不均一な濃さだったり、大きいといった特徴があります。
解説以下の特徴のうち2つ以上に当てはまるほくろがある場合は、一度皮膚科専門医へのご相談をおすすめします。時には身体全体のほくろやしみをチェックして、特に足の裏や足の親指は気を付けましょう。
- ほくろ・しみの形が左右対称性でない
- ほくろ・しみの境界がギザギザしている
- ほくろ・しみの色調が均一でなく、濃淡が混じっている
- ほくろ・しみの直径が6mm以上ある
頭や背中など、自分で確認しにくい場所は家族などに確認してもらうといいでしょう。
ただし、これらの特徴はあくまで医学書を元にした表現であり、満たしているかの判断には主観的な側面も多く、悪性かどうかはさまざまな所見から複合的に医師が診断しますので、必ずしも一般の方が自分で行わなければならないというものではありません。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎・蕁麻疹治療安全性検討委員会.“Q4日常生活でメラノーマの発生を予防することはできますか?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa12/q04.html,(参照 2024-09-25).
日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎・蕁麻疹治療安全性検討委員会.“Q3どんなほくろやしみに気をつけたらいいのですか?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa12/q03.html,(参照 2024-09-25). - A.
足の裏にもできることがあります。初期に限らず、色や形が不規則で平らな色素斑です。
解説メラノーマは外部から刺激を受けやすい場所に多く発生することがわかっており、歩行で外部刺激を受けやすい足の裏にもできる可能性があります。歩く時に足の裏に外的な刺激を受けることは避けられませんので、時には足の裏や靴がよく当たる足の親指に変化がないか確認するといいでしょう。
また、足の裏にできやすいメラノーマは末端黒子型と呼ばれる種類です。初期に限りませんが、色や形が不規則で平らな色素斑であり、一部が盛上がっていることもあります。日本人では最も多い病型です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎・蕁麻疹治療安全性検討委員会.“Q4日常生活でメラノーマの発生を予防することはできますか?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa12/q04.html,(参照 2024-09-25).
日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎・蕁麻疹治療安全性検討委員会.“Q2メラノーマとはどんな皮膚がんですか?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa12/q02.html,(参照 2024-09-25). - A.
初期症状に限ったものは、ガイドラインや学会で提示していません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る初期症状に限ったものはガイドラインや学会で提示していませんが、4種類に分類されるメラノーマの写真が日本皮膚悪性腫瘍学会のホームページにあります。ただし、これらの写真はあくまで一例であり、すべての場合が同じような臨床像を呈するわけではありません。
メラノーマは見た目、顕微鏡で見た時の様子、予後から4種類に病型分類されており、それぞれに特徴があります。悪性黒子型
高齢者の顔に多く、10年以上かけて徐々に大きくなります。
表在拡大型
さまざまな年代の体幹や下腿に生じます。
結節型
色素班が生じず、結節や腫瘤のみの病変です。
末端黒子型
一般的に、青年~壮年期(19歳〜64歳)以降の足底や手足の爪に生じます。最初は不整形の黒色斑がですが、数ヶ月~数年で色素斑内に結節や腫瘤、潰瘍を生じます。
以下の2枚の写真は、いずれもメラノーマの写真です。 - A.
通常、痛みなどの自覚症状はありません。
解説通常、「メラノーマ」で痛みを自覚することはありません。転移やがんの浸潤(しんじゅん:細胞などが周囲の組織にじわじわ広がっていくこと)によって、胃や腸といった消化器や、骨などに広がった場合には、痛みを覚えることがあります。
メラノーマは外科的切除による治療を行いますが、他の臓器への転移が見られる場合や外科的切除ができない場合には、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬を用いた薬物治療が行われます。また、痛みなどの症状を緩和するために、放射線治療を行うこともあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会 ・人日本皮膚悪性腫瘍学会 . 皮膚悪性腫瘍ガイドライン第 3 版 メラノーマ診療ガイドライン 2019. 金原出版. 2019
Macmillan Cancer Support.“Signs and symptoms of advanced melanoma”.Macmillan Cancer Support.https://www.macmillan.org.uk/cancer-information-and-support/melanoma/advanced-melanoma/signs-and-symptoms-of-advanced-melanoma,(参照 2024-06-13). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「メラノーマ」は皮膚がんの一種であり、ホクロやシミのようなものが皮膚にできる病気です。通常のホクロやシミには見られず、メラノーマに見られる外見的な特徴として、以下のようなものが挙げられます。
- 形に対称性がない
- 境界が不明瞭
- 色ムラがある
- 大きさが6mm以上
- 形、色、大きさに変化がある
上記のような特徴が見られる場合は、メラノーマを疑い、皮膚科を受診するようにしましょう。
また、症状検索エンジン「ユビー」も質問に答えるだけでセルフチェックができますので、ご活用ください。 - A.
ホクロに似たシミのようなものができます。
解説初期の「メラノーマ」は、ホクロやシミと見分けがつけにくいですが、以下のような特徴が見られる場合は、ホクロやシミよりもむしろメラノーマが疑われます。
- 形に対称性がない
- 境界が不明瞭
- 色ムラがある
- 大きさが6mm以上
- 形、色、大きさに変化がある
これらの特徴が見られる場合、メラノーマの可能性がありますので、皮膚科を受診するようにしましょう。
また、先天性色素性母斑という生まれつきあるホクロは、メラノーマに発展する可能性があります。そのため、もともとあるホクロの形や色、大きさに変化がないか、定期的に観察することも推奨されています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会 ・人日本皮膚悪性腫瘍学会 . 皮膚悪性腫瘍ガイドライン第 3 版 メラノーマ診療ガイドライン 2019. 金原出版. 2019
日本皮膚科学会.“どんなほくろやしみに気をつけたらいいのですか?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa12/q03.html,(参照 2024-06-13). - A.
ホクロに似たシミのようなものができ、進行すると色、形、大きさが変化したり、皮膚がえぐれることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「メラノーマ」を疑う症状としては、ホクロのようなシミができるというのが挙げられます。メラノーマはしばしばホクロとよく似た見た目をしていますが、よりメラノーマが疑われる見た目というのがあります。メラノーマの特徴として、以下のようなものが挙げられます。
- 形に対称性がない
- 境界が不明瞭
- 色ムラがある
- 大きさが6mm以上
- 形、色、大きさに変化がある
これらの特徴が見られる場合、メラノーマの可能性がありますので、皮膚科を受診するようにしましょう。
- A.
原因は不明とされていますが、外部刺激や紫外線が原因となる場合があるとされています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「メラノーマ」の原因として、以下のようなものが考えられます。
紫外線
間欠的・大量の紫外線暴露がメラノーマ発症のリスクになると考えられています。日焼け回数と発症リスクに関係があるという報告もあります。
物理的な刺激
荷重ストレスなどが関係していると考えられています。
免疫力低下
エイズや血液系のがんによって免疫力が低下している方や、臓器移植に際して免疫抑制剤を使用している方は、メラノーマ発症リスクが高いと報告されています。また、これらのリスクを抱える患者さんに発症したメラノーマは、予後が悪いという報告もあります。
先天性色素性母斑(生まれつきのホクロ)
ホクロには、生まれつきあるものと、成長とともに新しくできるものがあります。生まれつきあるホクロは、メラノーマ発症のリスクになると考えられています。特に、成人時点で長径が20cm以上になると予想される、先天性巨大色素細胞母斑は、メラノーマの発症のリスクが高いと報告されています。欧米での研究では、新しくできたホクロの個数とメラノーマの発症との関係が指摘されていますが、日本人において、これらの関係を示す十分な研究結果は得られていません。
悪性黒色腫(メラノーマ)と似た病気をチェック
悪性黒色腫(メラノーマ)について、医師からのよくある質問
- 肌が茶色になっている部分がありますか?
- 皮ふに黒ずみがありますか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
- 皮ふにただれている場所や、めくれている場所がありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科