術後感染症にはどのような種類がありますか?
術後感染の生じた部位の深さにより、表層、深部、臓器/体腔SSIの3種類に分けられます。
術後感染症(SSI)は、主にアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の定義に基づき、細菌感染が及んだ部位の深さによって、以下のように3つの種類に分類されます。
- 表層切開創SSI:皮膚と皮下組織(皮膚のすぐ下の脂肪層)に限局した細菌感染症です。
- 深部切開創SSI:切開創の深部にある構造物である筋肉の膜や筋肉に及ぶ細菌感染症です。
- 臓器/体腔SSI:手術が及んだ身体の部位のうち、皮膚、筋肉以外の内臓や体の中の空間(関節、骨髄、縦隔、腹腔)などに及ぶ細菌感染症です。
手術の種類によって実際は異なりますが、表層SSIにくらべてより深部に生じたSSIであるほど治療が困難になることが多いです。これにより、抗菌剤の投与期間が長くなったり、外科的治療が必要になったりすることがあります。
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(参考文献)
日本整形外科学会診療ガイドライン委員会ほか. 骨・関節術後感染予防ガイドライン2015改訂第2版. 南江堂. 2015
日本整形外科学会.術後感染症.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/postoperative_infection.html(参照 2025-11-11)
術後感染予防抗菌薬適正使用に関するガイドライン作成委員会編.“術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドライン”.日本外科感染症学会.http://www.gekakansen.jp/file/antimicrobial-guideline.pdf,(参照 2025-11-11).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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