術後感染症の発症期間はいつからいつまでですか?
通常は手術後30日以内ですが、インプラントを用いた手術では術後3ヶ月~1年まで注意が必要です。
手術部位感染(SSI)の定義上の追跡期間は、手術の種類や体内に人工物(インプラント)を入れたかどうかで対応が異なります。
- インプラントを伴わない手術:通常、手術後30日以内はリスクがあります。
- インプラントを伴う手術(人工関節置換術、脊椎固定術など):手術後90日以内は特に注意が必要です。ただし、深部SSIや臓器/体腔SSIでは、インプラント留置がある場合、CDCガイドラインの以前の基準では1年間の注意が必要とされていました。
人工関節の感染症は、約3分の2の症例が手術後1年以内に発生することが報告されています。以上のことからも、人工関節のように大きなインプラントを用いる手術では、手術後1年までは注意するにこしたことはないと考えられます。
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(参考文献)
日本整形外科学会診療ガイドライン委員会ほか. 骨・関節術後感染予防ガイドライン2015改訂第2版. 南江堂. 2015
日本整形外科学会.術後感染症.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/postoperative_infection.html(参照 2025-11-11)
術後感染予防抗菌薬適正使用に関するガイドライン作成委員会編.“術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドライン”.日本外科感染症学会.http://www.gekakansen.jp/file/antimicrobial-guideline.pdf,(参照 2025-11-11).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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