術後感染症を放置するとどうなりますか?
感染症が悪化して傷が開いてしまうことや、感染症が全身に広がり重篤化してしまい、命に関わることもあります。
術後感染症を放置した場合、治療をせずに自然に治ることはほとんど期待できません。細菌感染が悪化してしまうと、以下のように局所だけでなく全身に悪影響を及ぼします。
- 局所の悪化:傷の赤みや腫れ、痛みが悪化し、最終的には傷が開いて膿が排出されることがあります。特にインプラント(人工物)が関わる場合は、感染が進行してインプラントの周囲の骨が破壊される可能性があります。
- 機能障害:手術部位のまわりの構造物の破壊が進んでしまい、内臓や関節の機能の機能障害につながることがあります。機能回復のためには、より複雑で侵襲の大きい再手術が必要となることがあります。
- 全身の重症化:細菌感染が血流に乗って全身に広がると敗血症を引き起こし、複数の臓器に障害が及びます。命に関わる重篤な合併症を起こしてしまい、最悪の場合は命に関わることもあります。
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(参考文献)
日本整形外科学会診療ガイドライン委員会ほか. 骨・関節術後感染予防ガイドライン2015改訂第2版. 南江堂. 2015
日本整形外科学会.術後感染症.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/postoperative_infection.html(参照 2025-11-11)
術後感染予防抗菌薬適正使用に関するガイドライン作成委員会編.“術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドライン”.日本外科感染症学会.http://www.gekakansen.jp/file/antimicrobial-guideline.pdf,(参照 2025-11-11).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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