高ナトリウム血症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
適切な水分補給(輸液)が中心です。低張性輸液を用い、過剰補正による低ナトリウム血症や脳浮腫などの副作用に注意します。
高ナトリウム血症の治療は、薬というより適切な水分補給(輸液)が中心となります。体内の水分バランスを正常に戻すことを目的とし、主に低張性輸液(5%ブドウ糖液、0.45%生理食塩水など)が用いられます。これらの輸液は、体内に水分を補給し、ナトリウム濃度をゆっくりと下げるために使用されます。
急激にナトリウム濃度を下げると、脳浮腫を引き起こす可能性があるため、慎重に、1日あたり10〜12mEq/L以下の速度で補正する必要があります。副作用としては、過剰補正による低ナトリウム血症や脳浮腫、電解質異常などがあり、医師の厳密な管理のもとで治療が行われます。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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