ステージ4のHER2陽性肺がんとはどのような状態ですか?
肺がんが体内の他の臓器に転移した状態で、HER2遺伝子に変異がある非小細胞肺がんです。
ステージ4(Ⅳ期)のHER2陽性肺がんとは、非小細胞肺がん(NSCLC)の病期が最も進行した状態で、がんが肺だけでなく、体の他の部位(リンパ節や他の臓器など)にまで広がって転移している状況を指します。このタイプのがんでは、がん細胞の成長に関わるHER2遺伝子に特定の変異が認められます。
ステージ4のHER2陽性非小細胞肺がんでは、特に脳への転移が多いことが報告されています。診断時にすでに脳転移がある患者さんが19%おり、治療中に新しく脳転移が生じる割合も28%と、他のタイプの肺がんと比較して高頻度であるとされています。
現在のところ、ステージ4のHER2遺伝子変異陽性非小細胞肺がんの初回標準治療は、HER2を直接狙う分子標的薬ではなく、免疫チェックポイント阻害薬とプラチナ製剤を組み合わせた化学療法が推奨されています。しかし、二次治療以降では、HER2を標的とするトラスツズマブ デルクステカン(T-Dxd)という薬が有効な選択肢として推奨されています。また、HER2を標的とした新しい分子標的薬も複数、臨床試験が進められています。


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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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