キャッスルマン病とTAFRO症候群の違いを教えてください。
TAFRO症候群は重症化しやすく、キャッスルマン病より進行が早いのが特徴です。
キャッスルマン病とTAFRO症候群の主な違いは、進行の速さと症状の特徴にあります。
TAFRO症候群は、特発性多中心性キャッスルマン病と同様のリンパ節病理所見を示すとされていますが、胸腹水や腎不全などが急速に進む病気である点が大きく異なります。
キャッスルマン病は、単中心性(単一のリンパ節のみに発症)と、多中心性(複数のリンパ節に発症)に分類され、多中心性ではIL-6などのサイトカイン異常による全身症状が出現します。
一方、TAFRO症候群は、血小板減少(T)、全身の浮腫(A)、発熱(F)、腎障害(R)、骨髄の線維化(O)を特徴とする症候群で、急性発症し、重篤化しやすい点が特徴です。
治療法など共通した部分も多く、同じ病気の別の種類なのか、違う病気なのか研究が進んでいます。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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