睡眠中に息が止まる症状も「肥満症」と関係がありますか?
はい、深く関係があります。肥満、特に首周りの脂肪は、睡眠中に空気の通り道(気道)を狭くし、息が止まる原因になります。
はい、睡眠中に息が止まる症状、すなわち「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)」は、「肥満症」と非常に深い関係があります。実際、肥満は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の最も大きなリスク因子とされています。
その理由は、体重が増加すると、体だけでなく首周りや、喉の奥にある舌の付け根、軟口蓋(喉ちんこの周り)にも脂肪が蓄積するからです。
起きている間は筋肉が働いているため気道は十分に開いていますが、眠ると全身の筋肉がゆるみます。このとき、喉周りに脂肪が多いと、その重みで気道が簡単に狭くなったり、完全に塞がってしまったりします。この気道の閉塞が、いびきや、一時的に呼吸が止まる「無呼吸」の原因となるのです。
特に、BMIが高い(肥満度が高い)ほど、また、首が短く太い人ほど、睡眠時無呼吸症候群を発症するリスクは高くなります。
一方で、この関係は逆もまた真なりで、睡眠時無呼吸症候群によって睡眠の質が悪化すると、食欲を増進させるホルモンが増加し、さらに太りやすくなるという悪循環に陥ることもあります。
幸いなことに、肥満が原因の睡眠時無呼吸症候群は、減量によって劇的に改善することが多く、治療の第一歩として食事療法や運動療法による体重管理が非常に重要となります。
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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