「肥満症」の治療薬は、どのような場合に処方されますか?
「肥満症」の治療薬は、誰にでもすぐに処方されるわけではありません。薬物療法は、あくまで治療の補助的な手段という位置づけです。
「肥満症」の治療薬は、誰にでもすぐに処方されるわけではありません。薬物療法は、あくまで治療の補助的な手段という位置づけです。処方が検討されるのは、以下の2つの条件を両方とも満たす場合です。
条件1:生活習慣の改善を十分に行っても、効果が見られない場合
肥満症治療の基本であり最も重要なのは、食事療法と運動療法です。まずはこれらの生活習慣の改善に、少なくとも3〜6ヶ月間真剣に取り組むことが大前提となります。それでも体重が十分に減らない、または健康状態(血圧、血糖値など)が改善しない場合に、次のステップとして薬物療法が検討されます。
条件2:医学的な基準を満たしている場合
薬物療法の対象となるのは、重症度が高い肥満症の患者さんに限られます。日本のガイドラインでは、一般的に以下のような基準が設けられています。
つまり、薬物療法は「楽に痩せるための薬」ではなく、生活習慣の改善を頑張ってもなお、将来の深刻な病気のリスクが高いと医師が判断した場合に、治療の選択肢として初めて検討されるのです。薬を服用する場合でも、食事療法と運動療法は継続して行う必要があります。
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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