内出血しやすいのはどんな病気?内出血は病気のサイン?何科を受診する?
内出血について、特に知りたいことは何ですか?
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内出血が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
内出血が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
骨折や捻挫が疑われる場合は整形外科を、けがどの原因に心当たりがない場合は内科を検討しましょう。
スポーツや打撲などの怪我の心あたりがあり、その後から強い痛みや腫れが始まって骨折や捻挫が疑われる場合は、整形外科を受診することが推奨されます。特に、激痛で患部が動かせない、変形があるといった場合は、処置のための早急な受診が必要です。
一方で、ぶつけた覚えがないにもかかわらず頻繁に内出血が起こるなど、少しでも異常に心当たりがあるような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。この場合、内出血の原因として肝機能障害や血液の病気などが隠れている可能性が否定はできないため、まずは内科で相談してみましょう。状況によって、消化管の専門医や血液内科の専門医の診察をすすめられる場合があります。
(参考文献)
スポーツ損傷シリーズ.“スポーツ外傷の応急処置(RICE処置)”.日本整形外科学会.https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s03.pdf,(参照 2025-11-07).
.“「骨折」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる”.日本製芸外科学会.https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprain.html,(参照 2025-11-07).
.“血友病とは?”.クロスハートクラブ.https://www.jbpo.or.jp/crossheart/,(参照 2025-11-07).
.“肝硬変診療ガイドライン2020(改訂第3版)”.日本消化器学会・日本肝臓学会.https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/pdf/kankouhen2020_re.pdf,(参照 2025-11-07).
内出血しやすい(血が止まりにくい体質)病気には何がありますか?
内出血しやすい(血が止まりにくい体質)病気には何がありますか?
紫斑病や再生不良性貧血、急性白血病などがあります。
内出血を起こしやすい原因として、血液中の血小板と凝固因子の質的・量的異常が考えられます。
血小板が少なくなる原因としては、以下のような病気があります。
紫斑病
紫斑病は、アレルギー性紫斑病や免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)など何らかの原因で血小板が減少する病気です。
再生不良性貧血
再生不良性貧血では、血小板を作る造血幹細胞が減少します。
急性白血病
急性白血病では、白血病細胞が骨髄内で異常に増殖し、造血幹細胞が血小板を作れなくなります。
骨髄異形成症候群
骨髄異形成症候群では、正常な造血幹細胞の減少により、血小板が少なくなります。
多発性骨髄腫
多発性骨髄腫では、骨髄腫細胞が骨髄内で異常に増殖し、造血幹細胞が血小板を作れなくなります。
凝固因子による異常は、以下が挙げられます。
血友病
血友病は、凝固因子ⅧまたはIXが不足することで出血が止まりにくくなる遺伝性の病気です。
フォン・ヴィレブランド病(vwd)
フォン・ヴィレブランド病は、フォン・ヴィレブランド因子の量や機能に異常が生じることで出血しやすくなる遺伝性の病気です。
播種性血管内凝固症候群(DIC)
播種性血管内凝固症候群(DIC)は、凝固因子が過剰に活性化し、全身に小さな血の塊(血栓)が作られることで、結果的に出血しやすくなる病気です。
肝疾患
肝臓は凝固因子を作る働きがあり、肝臓に病気があると凝固因子が作れなくなります。
これらの病気は、内出血を引き起こしやすいだけでなく、他の健康上の問題をもたらす可能性があります。そのため、内出血が頻繁に起こる場合は医師の診断を受けることをおすすめします。
(参考文献)
柏木 浩和ほか. 成人特発性血小板減少性紫斑病治療の参照ガイド 2019 改訂版. 臨床血液. 2019, 60, 877-896.
再生不良性貧血の診断基準と診療の参照ガイド改訂版作成のためのワーキンググループ.“再生不良性貧血診療の参照ガイド 令和 4 年度改訂版”.特発性造血障害に関する調査研究班.http://zoketsushogaihan.umin.jp/file/2022/AA_final20230801.pdf,(参照 2024-07-04).
一般社団法人日本血液学会.“造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版補訂版 第Ⅰ章 白血病”.一般社団法人日本血液学会.http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/table.html,(参照 2024-07-04).
骨髄異形成症候群の診断基準と診療の参照ガイド改訂版作成のためのワーキンググループ.“骨髄異形成症候群診療の参照ガイド 令和 4 年度改訂版”.特発性造血障害に関する調査研究班.http://zoketsushogaihan.umin.jp/file/2022/Myelodysplastic_Syndromes.pdf,(参照 2024-07-04).
内出血は何か病気のサインですか?
内出血は何か病気のサインですか?
ぶつけた覚えがない頻繁な内出血は、血液の凝固機能の異常や肝臓の病気、白血病などの可能性があります。
通常、内出血は外部からの衝撃によるけがの症状の一つです。しかし、外部から衝撃を受けた記憶がないにもかかわらず、頻繁に内出血が起きる場合には、体内で出血を止める仕組みに異常がある病気のサインである可能性があります。
隠れている可能性のある病気
肝臓は血液凝固因子を生産する重要な器官であるため、肝炎や肝硬変といった肝臓の病気がある人は出血しやすい傾向にあります。原因不明の内出血が続く場合は、放置せずに早めに医療機関を受診して相談しましょう。
(参考文献)
スポーツ損傷シリーズ.“スポーツ外傷の応急処置(RICE処置)”.日本整形外科学会.https://jsoa.or.jp/content/images/2023/05/s03.pdf,(参照 2025-11-07).
.“「骨折」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる”.日本製芸外科学会.https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprain.html,(参照 2025-11-07).
.“血友病とは?”.クロスハートクラブ.https://www.jbpo.or.jp/crossheart/,(参照 2025-11-07).
.“肝硬変診療ガイドライン2020(改訂第3版)”.日本消化器学会・日本肝臓学会.https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/pdf/kankouhen2020_re.pdf,(参照 2025-11-07).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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