新生児黄疸の場合、主にどのような治療をしますか?
多くは経過観察で、必要に応じて光線療法を行います。
新生児黄疸の治療は、経過観察、光線療法、交換輸血など、重症度と原因に応じて異なります。
多くの新生児黄疸は生理的黄疸(成長過程で起こる正常な黄疸)で、赤ちゃんが元気で血中ビリルビン値(黄色い色素の量)が基準内であれば、治療をせず、経過観察のみで自然に改善します。黄疸が強い場合には、光線療法(青〜緑色の光を皮膚に当て、ビリルビンを水に溶けやすい形に変えて、尿や便として排泄させる治療)が第一選択となります。
ビリルビン値が非常に高く、脳への影響が懸念される場合や、溶血性疾患(抗体により赤血球が壊れる病気)では、交換輸血(血液を入れ替える治療)が行われます。これに加え、血液型不適合による溶血性黄疸では、免疫グロブリン製剤(赤血球の破壊を抑える薬)を点滴で用いることがあります。
また、軽症例や授乳関連の黄疸では、授乳回数の増加や飲み方の確認など、十分な栄養と水分摂取を確保する支持療法が重要です。一方、胆汁うっ滞(胆汁の流れが悪い状態)による抱合型黄疸では、通常の光線療法は無効であり、原因に応じた治療や専門施設への早期紹介が必要です。
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(参考文献)
Emma J Par et al.“Neonatal Hyperbilirubinemia: Evaluation and Treatment”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37192079/,(参照 2026-01-28).
Meng Zhang et al.“Systematic review of global clinical practice guidelines for neonatal hyperbilirubinemia”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33468526/,(参照 2026-01-28).
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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