生後1ヶ月になっても黄疸が消えない場合は受診が必要ですか?

生後1か月で黄疸が残る場合は、必ず小児科受診が必要です。

生後1か月を過ぎても黄疸が消えない場合は、必ず小児科を受診し、原因を調べる必要があります。

新生児黄疸の多くは生理的黄疸(成長過程で起こる正常な黄疸)で、生後1〜2週以内に自然に改善します。しかし、生後14〜21日を超えて続く黄疸は「遷延性黄疸」と呼ばれ、生後1か月時点で黄疸が残っている場合は、良性の母乳性黄疸だけでなく、病的な原因を除外することが重要です。

特に注意が必要なのが胆汁うっ滞(胆汁の流れが悪い状態)を伴う病気で、胆道閉鎖症(胆汁の通り道が塞がる病気)などの重い肝・胆道疾患が隠れていることがあります。胆道閉鎖症は約2500人に1人とまれですが、早期に手術(葛西手術)を行うことで予後が大きく改善し、60日(生後2ヶ月)を過ぎると手術成績が低下する傾向があることが知られています。

そのため、生後1ヶ月を過ぎても黄疸が目立つ場合は、赤ちゃんが元気そうに見えても、血液検査で総ビリルビンと直接ビリルビン(胆汁うっ滞を反映する値)を測定し、必要に応じて腹部超音波などの検査を行います。便が白っぽい、尿が濃い、体重の増加が悪い場合は特に早急な受診が必要です。

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宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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