新生児黄疸ではどのような症状がありますか?
皮膚や白目が黄色くなりますが、元気がない場合は受診が必要です。
新生児黄疸の主な症状は、皮膚や白目が黄色く見えることで、多くの場合は全身状態は良好です。
黄疸は血液中のビリルビン(赤血球が壊れてできる黄色い色素)が増えることで起こります。通常は顔や頭皮から始まり、程度が強くなるにつれて胸・お腹・手足へと広がります。白目だけでなく、歯ぐきや口の中が黄色く見えることもあり、皮膚の色で判断しにくい場合の手がかりになります。
多くの生理的黄疸(体の成長過程で起こる正常な黄疸)では、赤ちゃんは元気で、哺乳(母乳やミルクを飲むこと)や体重増加も問題ありません。一方、ビリルビン値が高くなると、眠りがちで起きにくい、哺乳力が弱い、機嫌が悪い、甲高い声で泣く、体がだらっとするなどの症状がみられることがあります。これらは重症高ビリルビン血症(黄疸が非常に強い状態)や、まれに核黄疸(脳への影響で後遺症を残す可能性がある状態)の初期サインであり、早急な評価が必要です。
また、尿が濃い黄色や茶色になる、便が白っぽい・灰色になる場合は、胆汁うっ滞(胆汁の流れが悪い状態)による病的黄疸が疑われます。正常な新生児の便は黄色〜からし色で、尿はほぼ無色であるため、これらの変化があれば速やかに医療機関を受診することが重要です。
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(参考文献)
Emma J Par et al.“Neonatal Hyperbilirubinemia: Evaluation and Treatment”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37192079/,(参照 2026-01-28).
Meng Zhang et al.“Systematic review of global clinical practice guidelines for neonatal hyperbilirubinemia”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33468526/,(参照 2026-01-28).
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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