新生児黄疸は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

多くは薬を使わず、必要時のみ点滴薬を慎重に用います。

新生児黄疸の治療は、光線療法が中心です。薬を使う場合は、特定の状況に限られます。

多くの新生児黄疸は生理的黄疸(成長過程で起こる正常な黄疸)で、赤ちゃんが元気であれば薬は用いず、経過観察のみで自然に改善します。黄疸が強い場合の第一選択は光線療法(青〜緑色の光を当て、ビリルビン〔黄色い色素〕を水に溶けやすい形に変えて、尿や便として排泄させる治療)です。

薬物治療が行われるのは限られた状況で、血液型不適合などによる溶血性疾患(抗体で赤血球が壊れる病気)では、免疫グロブリン製剤(IVIG:抗体による赤血球破壊を抑える点滴薬)が、光線療法を行ってもビリルビンが上昇する場合に使用されることがあります。副作用として、発熱や発疹、血圧低下などの点滴反応が見られることがあり、まれに血栓や腎機能への影響が報告されています。

過去や研究段階では、フェノバルビタール(肝臓の酵素を活性化する薬)やフィブラート系薬剤などが検討されてきましたが、効果や安全性に限界があり、日本を含む多くのガイドラインでは通常治療として推奨されていません。また胆汁うっ滞(胆汁の流れが悪い状態)による黄疸では、黄疸そのものの薬ではなく、原因に応じた治療を行います。

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宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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