腎細胞癌のステージⅠの場合、余命(生存率)はどのくらいですか?
腎細胞がんのステージⅠの5年生存率は約95%です。
腎細胞がん(腎がん)のステージⅠは、直径7cm以下のがんが腎臓のなかに留まっている状態のことです。
がんの大きさや場所によって、ロボットを使ってがんだけを取り除く手術や、腹腔鏡手術でがんのある腎臓ごと摘出する手術を使い分けて、基本的には完治を目指すことができます。
余命に関しては、年齢や治療の種類、がんのサブタイプなど個人差がありますが、適切に治療した場合は、2015年に診断されたステージⅠの方の5年生存率は約95%でした。
心不全や肺炎など他の死因を含めると、実際の生存率は約88%と報告されています。
ステージⅠでも腎がんにはいくつかの種類があり、種類によっては、再発や進行のリスクがあります。また、腎がんは長い年月を経たのち、残っている腎臓から再発することもあります。
治療法は日進月歩で改善しておりますが、ステージⅠでも5年生存率は、まだ100%ではありません。
腎がんは、初期にはほとんど自覚症状がないため、小さな腎がんは、健康診断や他の病気のCT検査やエコー検査のときに偶然発見されることが多いです。
そのため、定期的な健康診断や、治療後の定期検診は重要です。また、遺伝性のあるものもあるので、ご家族に腎がんになったことがある方や、何か症状が出た場合は、遠慮せずに泌尿器科を受診しましょう。
腎がんの症状は、「腎臓がん(腎がん)ではどのような症状がありますか?」をご参照ください。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
日本泌尿器科学会, 日本病理学会, 日本医学放射線学会.泌尿器科・病理・放射線科 前立腺癌取扱い規約 第5版. メディカルレビュー社,2022.
日本泌尿器科学会.“腎癌診療ガイドライン2017年度版”.がん診療ガイドライン.http://www.jsco-cpg.jp/kidney-cancer/,(参照 2025-03-21).
日本泌尿器科学会ほか.腎臓がん(腎細胞がん) 関連リンク・参考資料.国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方向けサイト,https://ganjoho.jp/public/cancer/renal_cell/reference.html(参照 2025-03-21)
がん情報サービス.“院内がん登録生存率集計結果閲覧システム”.がん統計.https://hbcr-survival.ganjoho.jp/#h-title,(参照 2025-03-21).
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