腸腰筋膿瘍で安静にする理由はなんですか?
腸腰筋を休ませて回復を促すためと、抗菌薬がスムーズに筋肉内に届くのを助けるためです。
この病気は腸腰筋という筋肉の内部に膿がたまる病気です。主な治療は抗菌薬の点滴加療と安静です。
安静にする理由ですが、これは腸腰筋が股関節を曲げて足を持ち上げるための筋肉であるため、休ませて回復を促すためにも一定の安静が必要になるからです。
立ち上がる、歩くといった動作の際に必ず腸腰筋は働きます。このため、いつも通り階段を昇り降りしたり、長時間歩いたりすることは避けたほうがよい場合が多いです。
また、一般的に筋肉の内部にできた膿には、抗菌薬がうまく届きにくいという性質があります。
少しでも筋肉にスムーズに抗菌薬を届けるためには、筋肉を動かしすぎないほうがよいと考えられています。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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