男性の膀胱癌の症状について教えてください。
男女で症状に大きな違いはなく、主な初期の症状は血尿や頻尿、排尿時の痛み、残尿感などです。
膀胱癌の症状は、性別によって大きな違いはありません。主な初期症状は、血尿、頻尿、排尿時の痛み、残尿感などです。
特に血尿は膀胱癌で最もよくみられる症状のひとつで、痛みを伴わないことが特徴です。
血尿は常に出るとは限らず、一度出たあとしばらく出ないこともあります。血尿には、肉眼で確認できるもの(赤、茶色、濃いオレンジ色の尿)と、顕微鏡でしか確認できないものがあります。
また、がんの進行に伴い炎症や代謝の変化が起こるため、全身症状として発熱や倦怠感(だるさ)、食欲の低下、意図しない体重の減少などがみられることもあります。
男性には膀胱の真下に前立腺があるため、がんが進行して前立腺や尿管に広がると、尿が出にくくなる、会陰部(ペニスの付け根付近)の痛み、脇腹や腰、背中の痛み、足のむくみといった症状が現れることもあります。
膀胱癌は喫煙と強く関連しており、喫煙者は非喫煙者の約2~4倍のリスクがあるとされています。そのため、膀胱癌は男性に多く、女性の約4倍の頻度で診断されることが知られています。
さらに、がんが肺や肝臓、骨、脳に転移すると、それぞれの部位に応じた症状(咳や血痰、黄疸(おうだん)、動けないほどの骨の痛み、意識障害など)が出現し、最終的には命に関わることもあります。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
膀胱癌
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ