男性が肥満になる主な原因は何ですか?
高カロリー食、運動不足に加え、男性ホルモン低下、ストレス、睡眠不足、遺伝、アルコール摂取などが複合的に関与します。生活習慣の見直しが重要です。
エネルギー収支の不均衡、ホルモンと代謝の影響、心理的・社会的要因、遺伝的・家族的要因、アルコール摂取など、様々な要因が複合的に関与しています。
高カロリーな食事や運動不足によって摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されます。
また、加齢やストレス、睡眠不足などにより男性ホルモン(テストステロン)が低下すると、筋肉量が減り、基礎代謝が低下し、脂肪が蓄積しやすくなります。
また、心理的な要因も重要で、ストレスが多いと食欲が増進し、特に脂肪や糖質を好むようになります。
睡眠時間が短いと、食欲を抑えるホルモン(レプチン)が減り、食欲を増進するホルモン(グレリン)が増えるため、過食につながります。
遺伝的な要因も肥満のリスクに関与しており、家族の食習慣やライフスタイルも影響します。
さらに、男性は女性よりもアルコール摂取量が多い傾向があり、アルコールは高カロリーであるうえに、肝臓での脂肪代謝を妨げるため、内臓脂肪の蓄積を促進します。
これらの要因が複合的に作用することで、男性は肥満になりやすいと考えられています。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
肥満症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ