変形性脊椎症に効果的なストレッチや筋トレはありますか?
この病気の症状を和らげ、進行を抑えるためには、適切なストレッチや筋肉トレーニングが効果的です。
この病気の症状を和らげ、進行を抑えるためには、適切なストレッチや筋肉トレーニングが効果的です。
以下が、その代表的なものです。
効果的なストレッチ
この病気におけるストレッチの目的は、硬くなった筋肉をほぐし、脊椎の動きを滑らかにすることです。痛みを感じない範囲で、ゆっくりと行うようにしましょう。
- 膝抱え込み: 仰向けになり、両膝を抱えてゆっくりと胸に引き寄せます。
- 腰ひねり: 仰向けになり、片方の膝を立てて反対側に倒します。このとき、両肩が床から離れないようにします。しびれを感じるようであればやめておきましょう。
- 背中丸め: 四つん這いになり、息を吐きながらゆっくりと背中を丸めます。次に、息を吸いながら背中を軽く反らせます。腰を過度に反らせないように注意しましょう。
効果的な筋肉トレーニング
この病気においては、体幹の筋肉を鍛えることが重要です。これらの筋肉は、腰椎への負担を軽減する役割があります。
- ドローイン: 仰向けになり膝を立て、息を吸ってお腹を膨らませたあと、息を吐きながらお腹を凹ませて数秒キープします。
- プランク: うつ伏せになり、肘とつま先で体を支え、体を一直線に保ちます。腰が反りすぎないように注意が必要です。
- バードドッグ: 四つん這いになり、対角線上の手足を床と平行にゆっくりと伸ばします。
- ヒップリフト: 仰向けになり膝を立て、お尻を持ち上げて体を一直線にします。腰を反りすぎないように注意が必要です。
病気の症状や進行具合は個人によって異なります。上で挙げた運動は一般的なものであり、必ず医師や理学療法士といった専門家のアドバイスを受けてから行うようにしましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
日本整形外科学会.変形性脊椎症.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spinal_osteophytosis.html(参照 2025-04-28)
.「腰部脊柱管狭窄症」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html(参照 2025-04-28)
変形性脊椎症.日本臨床整形外科学会,https://jcoa.gr.jp/%E5%A4%89%E5%BD%A2%E6%80%A7%E8%84%8A%E6%A4%8E%E7%97%87/(参照 2025-04-28)
日本理学療法士協会.“腰痛を予防して 腰痛を予防していつまでも「笑顔」に”..https://www.japanpt.or.jp/about_pt/asset/pdf/handbook03_whole_compressed.pdf,(参照 2025-04-28).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
変形性脊椎症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ