変形性脊椎症は、ヘルニアを合併することがありますか?
はい、変形性脊椎症は椎間板ヘルニアを合併することがあります。
はい、変形性脊椎症は、椎間板ヘルニアを合併することがあります。
変形性脊椎症は、主に加齢が原因となり、椎間板や靭帯といった脊椎のまわりの構造物が変形することで、さまざまな症状を引き起こします。
一般的に椎間板はすり減るように変形し、脊椎どうしの間が狭くなっていきます。
一方で、椎間板ヘルニアとは脊椎同士の間から、椎間板が後方へ押し出されるように変形し、神経を圧迫したり炎症を起こしたりすることで、痛みやしびれが生じる病気です。
変形性脊椎症とは異なり、若い方にもよくみられる病気ですが、高齢の方でも椎間板ヘルニアを起こすことがあります。
もし変形性脊椎症がある方に椎間板ヘルニアを生じた場合は、加齢によって神経の通り道が狭くなっている状況下に椎間板が押し出されてくるため、強い神経の圧迫症状を生じることがある点に注意が必要です。
しびれや痛みが強いだけではなく、麻痺などの重度の症状を生じることがあるためです。状況によっては、早い段階での手術が必要になることがあります。
症状が似ていることもあり、正確な診断が難しい場合があります。早めに整形外科を受診するようにしましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
日本整形外科学会.変形性脊椎症.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spinal_osteophytosis.html(参照 2025-04-28)
.「腰部脊柱管狭窄症」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html(参照 2025-04-28)
変形性脊椎症.日本臨床整形外科学会,https://jcoa.gr.jp/%E5%A4%89%E5%BD%A2%E6%80%A7%E8%84%8A%E6%A4%8E%E7%97%87/(参照 2025-04-28)
日本理学療法士協会.“腰痛を予防して 腰痛を予防していつまでも「笑顔」に”..https://www.japanpt.or.jp/about_pt/asset/pdf/handbook03_whole_compressed.pdf,(参照 2025-04-28).
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