気管軟化症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
気管軟化症が疑われる場合は、小児科や小児呼吸器科を受診します。耳鼻咽喉科や小児外科も関与します。
気管軟化症が疑われる場合は、まずは小児科を受診しましょう。必要に応じて耳鼻咽喉科や小児外科、心臓外科などと連携が図られます。気管軟化症は、乳幼児期に呼吸音の異常やしつこい咳などで気づかれることが多いため、まずは小児科を受診するのが一般的です。子どもが、呼吸困難、呼吸音(喘鳴など)、咳、食事中の窒息、体重増加不良などの症状を示す場合は、小児科医による評価が必要です。
小児科では症状の評価や必要な検査(胸部レントゲン、CT、呼吸音の観察など)が行われます。気管の形態や機能を直接確認するために、 耳鼻咽喉科での喉頭鏡・気管支鏡検査が行われることもあります。また、心血管の圧迫や先天性疾患が関与する場合は、小児外科や心臓外科が診療に加わるケースもあります。
最初の窓口としては小児科を受診し、そこから必要に応じて呼吸器科、耳鼻咽喉科、外科へとつながるのが一般的な流れです。特に乳児で症状が強い場合は早めの受診が望まれます。
ただし、子どもが話すことも泣くこともできない、あるいはチアノーゼ(酸素不足により皮膚、唇、爪が青みがかる状態)の兆候が見られるというような重度の呼吸困難が見られる緊急事態の場合は、直ちに救急科を受診して緊急治療を受ける必要があります。


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(参考文献)
Ali Kamran et al.“Tracheomalacia and Tracheobronchomalacia in Pediatrics: An Overview of Evaluation, Medical Management, and Surgical Treatment”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31921725/,(参照 2025-10-10).
Septimiu D Murgu et al.“Tracheobronchomalacia and excessive dynamic airway collapse”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16771908/,(参照 2025-10-10).
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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