「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」とはどのような病気ですか?
血小板に対する自己抗体により血小板が破壊され、減少する自己免疫疾患であり、出血症状が特徴です。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、血小板に対する自己抗体が産生される自己免疫疾患です。
この自己抗体が血小板に結合し、主に脾臓で血小板の破壊が亢進します。同時に、自己抗体が骨髄巨核球にも作用し、血小板産生自体も抑制されます。結果として血小板数が減少し、皮下出血(紫斑)や鼻出血などの出血症状が現れます。
小児の場合、数週から数ヶ月の経過にて自然治癒することが多いですが、成人の多くは長期にわたる治療を要します。
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最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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