特発性血小板減少性紫斑病(ITP)で皮膚が紫色になるのはなぜですか?
ITPでは血小板減少によって皮下出血が多発するため、皮膚が紫色に見えます。
皮膚が紫色に見えるのは、血小板減少により、毛細血管から血液が漏れ出し、皮下に血液がたまるためです(皮下出血)。血液は皮膚の下にたまると酸素が失われ、赤から紫色に変化して見えます。これが「紫斑」と呼ばれる現象です。
正常なら、小さな出血はすぐ止まりますが、ITPでは血小板が少ないため、止血が不十分となり、じわじわと血液が広がって目立ちやすくなります。特に脚や腕など外力の加わりやすい部分に多く、数日から数週間かけて、紫から黄緑色へと色が変化して消えていきます。押しても色が消えないのが、単なる充血や皮膚炎との違いです。


特発性血小板減少性紫斑病(ITP)について、特に知りたいことは何ですか?
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東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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