ターナー症候群は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

症状に応じて成長ホルモンや女性ホルモンの補充療法が行われ、それぞれに副作用があります。

解説

ターナー症候群の治療に使用される主な薬剤は次のとおりです。

成長ホルモン

身長を伸ばすため、また骨の成長を促進するために毎日注射で投与されます。通常は幼少期に開始されます。

副作用

  • 注射部位の発赤や疼痛
  • 一時的な発熱
  • 思春期前女性化乳房
  • 関節痛
  • むくみ
  • 良性頭蓋内圧亢進症
  • インスリン抵抗性
  • 脊柱側弯症の進行
  • 大腿骨頭すべり症

など。

エストロゲン

思春期を誘発し、性的発達を促進するために、通常11~12歳ごろに開始され、成人期まで継続されます。乳房の発達、子宮の成長、骨密度増加に役立ちます。

副作用

  • 吐き気
  • 乳房の痛み
  • 膨満感
  • 気分の変化
  • 血栓症のリスク増加

治療は経過に応じて調整する必要があるため、定期的な受診によるモニタリングが重要です。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。

こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。

この記事をシェアする

𝕏
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら

サービスの目的と位置付け

ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。