重症筋無力症の原因は何がありますか?
免疫機能の異常により、筋肉と神経の情報伝達を阻害する抗体が体内で生産されることで起こります。
重症筋無力症は、免疫機能の異常により起こる病気です。免疫機能の異常とは、本来外敵を攻撃するために作られた自分の抗体が、誤って自分自身を攻撃してしまうというものです。このような抗体を自己抗体と言いますが、重症筋無力症の場合、自己抗体により神経から筋肉への情報伝達が障害されてしまい症状が出ます。
通常の体内では、神経から筋肉へ刺激が伝達することで、関節を動かしたり、表情をつくったりすることができます。
一方、重症筋無力症では、神経と筋肉の繋ぎ目に生じた自己抗体が、神経から筋肉への刺激の伝達を阻害することで、筋力の低下などの症状が引き起こされます。
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最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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