重症筋無力症の全身型と眼筋型の違いを教えてください。
全身型は全身に症状が出るもので、眼筋型は目の症状だけに症状が出るもののことをそう呼んでいます。
全身型は全身に症状が出るもので、眼筋型は目の症状だけが現れるものをそう呼んでいます。重症筋無力症は、末梢神経と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊される自己免疫疾患です。
全身型の症状としては、手足の筋力低下は、体の中心に近い筋肉に強く現れる傾向があり、整髪や歯磨きの際の腕のだるさ、または階段を昇るときの足のだるさがあります。また、飲み込みにくさ(嚥下障害)や話しづらさ(構音障害)が目立つこともあります。
ひどい症状が出る場合は、呼吸に関係する筋肉に影響が及び、呼吸障害が出ることがあります。目の症状としては、瞼が落ちてくる症状(眼瞼下垂)、物が二重に見える症状(複視)が挙げられます。
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文京小石川クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
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