家族にイライラしてしまう場合、病気の可能性はありますか?
パーソナリティー障害などで感情が不安定になっている可能性が考えられます。
家族以外にはイライラしないけれども、家族にイライラしてしまう場合、場面や相手によってコントロールできているという意味では、誰にでもイライラしてしまう場合よりは、症状が軽いと言えるかもしれません。
イライラしてしまう場合、以下のような病気の可能性があります。
うつ病
うつ病では、自分の身体や頭が思ったように働かないため、イライラしてしまうことがあります。また、神経が過敏になり、ささいなことでイライラしやすくなることもあります。家の外ではイライラを出さないように抑え込んでいる場合、家族に対して出てしまうことがあるかもしれません。
双極性障害
双極性障害の躁状態では、些細なことでイライラしやすくなることがあります。やりたいことが妨げられると、怒りっぽくなることもあります。家の外では陽気にふるまっていても、家族には反動でイライラする、取り繕いきれずイライラする、ということがあるかもしれません。
認知症
認知症でパーソナリティーが変化してイライラしやすくなったり、物盗られ妄想から家族や介護者に対して、敵意を持ったりすることがあります。
パーソナリティー障害
感情が不安定で、衝動性のコントロールがうまくできず、イライラしやすいことがあります。アルコールなどの乱用や、自傷行為もみられることがあります。愛着やトラウマなどの家庭内の問題を抱えている場合は、特に家族とうまくいかないということがあるかもしれません。
月経前不快気分障害
月経開始前最終週に、
などから、少なくとも5つの症状が認められ、月経開始数日以内に軽快するときに診断されることがあります。
更年期障害
更年期には、些細なことでイライラするなどの情緒の不安定さと、気持ちが落ちたり、意欲が低下したりする抑うつ症状がみられることがあります。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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