骨軟化症の場合、主にどのような治療をしますか？
骨軟化症の場合、原因に応じて、ビタミンD・カルシウム・リンの補充や腫瘍摘出で治療します。
骨軟化症の治療は、主にビタミンDやカルシウムの補充です。原因となる腫瘍があれば手術で摘出します。ビタミンD欠乏による場合は、ビタミンDの補充と必要に応じてカルシウム摂取を行います。腎臓の異常で活性型ビタミンDが作られにくくなっている場合は、活性型ビタミンD製剤（カルシトリオールなど）を使用します。
リンが不足している場合には、リン補充療法を行います。さらにFGF23（線維芽細胞増殖因子23：腎臓でリンの排泄を調整しビタミンDの活性化を抑えるホルモン）の分泌過剰が原因の場合には、その分泌源となる腫瘍の摘出を行います。また、薬剤（イホスファミド、アルミニウム、エチドロネートなど）が原因の場合は、それらを中止します。
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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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