腫瘍性低リン血症性骨軟化症とは何ですか?
腫瘍から分泌されるFGF23(線維芽細胞増殖因子23)により、腎臓でリンが過剰に排泄されることで起こる非常にまれな骨軟化症です。
腫瘍性低リン血症性骨軟化症とは、腫瘍が原因で体内のリンが不足し、骨が軟らかくなる病気です。腫瘍性低リン血症性骨軟化症は腫瘍から分泌されるFGF23(線維芽細胞増殖因子23)により、腎臓でリンが過剰に排泄されることで起こる非常にまれな骨軟化症です。
腫瘍随伴症候群(腫瘍がある臓器だけでなく全身に影響を及ぼすこと)の一種であり、低リン血症、リンの尿中排泄増加(高リン尿症)、活性型ビタミンDの低下が現れます。この病気はFGF23の過剰分泌による後天性の低リン血症性骨軟化症であり、原因となる腫瘍を摘出することで治療します。
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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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