性生活が原因で前立腺肥大症になる可能性はありますか?
性生活が前立腺肥大症の原因となるとは言えません。
今のところ、性生活が原因になるとは言えません。ただし、前立腺肥大症と性生活との間に関連性はあります。例えば、勃起障害・勃起不全(ED)の原因である肥満や高血糖、メタボリック症候群などは前立腺肥大症のリスクでもあり、前立腺肥大症の治療の一環で性機能が改善することはあります。
なお、前立腺肥大症の治療薬によっては、副作用として一時的に射精ができなくなったり性欲が低下したりすることもあります。治療の際は担当医とよく相談しましょう。
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最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
日本泌尿器科学会男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン. リッチヒルメディカル2017
Jae Hun Jung MDほか. Correlation between Lower Urinary Tract Symptoms (LUTS) and Sexual Function in Benign Prostatic Hyperplasia: Impact of Treatment of LUTS on Sexual Function. J Sex Med. 2009, 6, p.2299-304.
Frans M J Debruyneほか. Testosterone treatment is not associated with increased risk of prostate cancer or worsening of lower urinary tract symptoms: prostate health outcomes in the Registry of Hypogonadism in Men. BJU Int. 2017, 119, p.216-224.
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