タムスロシンの副作用に射精障害はありますか?
頻度は不明ですが、射精障害の副作用も報告されています。
タムスロシンは、前立腺を緩みやすくすることで前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善するため、副作用として、うまく射精されなくなる逆行性射精(射精障害)を引き起こすことがあります。また、まれではありますが、血管の動きに影響を及ぼすことで勃起障害・勃起不全(ED)や起立性低血圧、めまい感を引き起こすことがあります。
これらの副作用は、いったん休薬することで改善します。
公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
日本泌尿器科学会男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン. リッチヒルメディカル2017
P Narayanほか. Long-term, open-label, phase III multicenter study of tamsulosin in benign prostatic hyperplasia. Urology. 2001, 57, p.466-70.
Mohamed G Soliman ほか. Evaluation of intermittent tamsulosin in treating symptomatic patients with benign prostatic hyperplasia. Urol Ann. 2023, 15, p.43-37.
.“タムスロシン塩酸塩OD錠0.1mg「トーワ」/タムスロシン塩酸塩OD錠0.2mg「トーワ」”..https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2590008F1166_1_05/,(参照 2023-12-19).
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