肺炎球菌感染症は人から人へうつりますか?
肺炎球菌感染症は飛沫や接触により、人から人へうつります。
肺炎球菌感染症は、人から人へうつる可能性があります。
主な感染経路は飛沫感染であり、感染者が咳やくしゃみをする際に放出される細菌を含む飛沫を吸い込むことで、感染が広がります。また、接触感染もあり、感染者が触れた物品や表面に付着した細菌が手を介して口や鼻に入ることでも感染が起こります。
特に、免疫力が低下している人、高齢者、乳幼児、慢性疾患を持つ人は感染リスクが高いため、注意が必要です。予防策としては、手洗いの徹底、咳エチケットの実践、人混みを避けることが有効です。
また、感染予防のために肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されています。ワクチンは個人の感染リスクを低減するだけでなく、集団内での感染拡大を防ぐ効果もあります。疑わしい症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な対処を行うことが重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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