肺炎球菌感染症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
発熱、呼吸困難、胸痛、意識混濁があるときは受診を検討してください 。
肺炎球菌感染症が疑われる場合、以下の目安を基に病院を受診することが推奨されます。
まず、発熱(38℃以上)が続く場合や急激な高熱が出た場合は、受診の目安となります。また、咳が長引く、痰に血が混じる、呼吸が苦しいといった呼吸器症状が見られる場合も早急に受診するべきです。
さらに、意識の混濁、激しい頭痛、首の硬直、高熱などの髄膜炎の症状が現れた場合は、緊急を要するため直ちに病院を受診してください。高齢者や乳幼児、免疫力が低下している人がこれらの症状を呈した場合も、速やかに医療機関を受診することが重要です。
その他、中耳炎や副鼻腔炎の症状である耳の痛み、難聴、顔面の圧痛、鼻詰まりなどが見られる場合も、耳鼻咽喉科の受診を考慮してください。
特に症状が重篤である場合や迅速な対応が必要な場合は、救急外来の利用も検討することが必要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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