肺がんのHER2陽性は遺伝しますか?
肺がんのHER2陽性(HER2遺伝子変異)は遺伝しません。
肺がんのHER2陽性(HER2遺伝子変異)は遺伝しません。遺伝子の異常には、大きく分けて2つの種類があります。
1. 生殖細胞系列の変異(遺伝するもの)
親の精子や卵子の段階で持っている遺伝子の変異です。生まれつき体のすべての細胞にこの変異があり、これが親から子へと受け継がれます。「遺伝性のがん」と言われるのはこのタイプの変異です。
2. 体細胞変異(遺伝しないもの)
生まれてから、体の特定の部分の細胞(今回の場合は肺の細胞)だけに起こる遺伝子の変異です。これは後天的な変化であり、タバコなどの環境要因や、細胞が分裂する際の偶然のコピーミスなどが積み重なって発生します。この変異は精子や卵子には含まれないため、子どもに遺伝することはありません。
肺がんの原因となるHER2遺伝子の異常は、体細胞変異です。つまり、ご自身の人生の過程で、肺の細胞にのみ発生した遺伝子の変化であり、ご家族や血縁者とは関係がありません。
肺がんの治療方針を決めるために行われる遺伝子検査(EGFR, ALK, ROS1, HER2など)で調べる異常のほとんどは、この遺伝しない体細胞変異です。


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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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