特発性血小板減少性紫斑病（ITP）の場合、仕事で気をつけることはありますか？
外傷や出血リスクの高い作業は避け、事務作業など安全な職種を選び、感染予防にも注意が必要です。
ITPの方は、血小板が減少していると、軽い打撲や外傷でも出血が止まりにくくなるため、仕事では「外傷を避ける工夫」が重要です。具体的には、高所作業や重機の操作、転倒や衝突の危険がある肉体労働はリスクが高いとされます。また、鋭利な器具を使う作業や、出血した際に、迅速に医療機関を受診できない職場環境にも注意が必要です。
一方で、事務作業や軽作業など、出血リスクが低い職種は大きな制限を受けにくいです。薬剤の副作用で免疫力が下がる場合もあるため、感染リスクの高い職場では、マスクや手洗いなどの予防策も推奨されます。
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東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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特発性血小板減少性紫斑病（ITP）
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