シェーグレン症候群
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薬が効かない場合はどうしたらいいですか?
手稲渓仁会病院 総合内科 アレルギー・膠原病内科 医長
中村 海人 監修
回答
ステロイドを使用している場合、量の調整を検討します。 薬物療法以外の治療を考えることもあります。
解説
ドライマウスに対しては、十分に水分摂取やうがいを行ったうえで飲み薬を使用してもなお効果がない場合、人工唾液を試すなど薬以外の対応を考えます。
ドライアイに対しては、目薬だけでは症状が十分に抑えられない場合、涙点(るいてん:目頭付近にある、涙を排出する小さな穴)を閉じる治療を眼科で行うことがあります。
唾液腺・涙腺以外の内蔵等の異常に対しては、ステロイドや免疫抑制剤の効果が不十分な場合、薬の量や種類の調整を検討します。
(参考文献)
ほかのシェーグレン症候群の質問
シェーグレン症候群とはどのような病気ですか?
免疫のバランスが崩れることで唾液腺や涙腺などの臓器に炎症が起こる、膠原病(こうげんびょう)の一種です。
シェーグレン症候群にはどのような人がなりやすいですか? 原因はありますか?
中高年の女性に多いです。子供や高齢者も発症することがあります。
シェーグレン症候群を放置するとどうなりますか?
稀ではありますが、口や目以外にも異常が起きて、生命が危険にさらされる可能性があります。
何人に1人くらいの割合でかかる病気ですか?
約2000人に1人くらいの割合で発症します。比較的珍しい病気と言えます。
どのような症状が見られますか?
ドライマウス(口腔乾燥)やドライアイをはじめ、関節や皮膚、肺、心臓など全身に症状が生じます。
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