シェーグレン症候群と膠原病の関係性を教えてください。
シェーグレン症候群は膠原病の一種です。
シェーグレン症候群は膠原病の一種であり、両者には密接な関係があります。膠原病とは、免疫の異常によって、全身の結合組織(膠原線維を含む組織)が炎症を起こす疾患群の総称です。
シェーグレン症候群は、主に唾液腺や涙腺などの外分泌腺が障害される自己免疫性疾患ですが、関節や皮膚、腎臓、肺など全身の臓器にも炎症が及ぶことがあります。
また、シェーグレン症候群は単独で発症する場合(一次性)と、他の膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症など)と合併して発症する場合(二次性)があります。
シェーグレン症候群は関節痛や皮膚症状、全身倦怠感など多様な症状を呈し、他の膠原病と症状が重なることも多いです。
このように、シェーグレン症候群は膠原病のひとつであり、他の膠原病と合併しやすく、症状や治療方針にも共通点が多いことが特徴です。
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(参考文献)
Pilar Brito-Zerón et al. Sjögren syndrome. Nat Rev Dis Primers. 2016, 2, 16047.
Xavier Mariette et al. Primary Sjögren's Syndrome. N Engl J Med. 2018, 379, 97.
Elke Theander et al. Relationship of Sjögren's syndrome to other connective tissue and autoimmune disorders. Rheum Dis Clin North Am. 2008, 34, 935-47.
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最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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