シェーグレン症候群の末期症状はどのようなものがありますか?
乾燥だけでなく、さまざまな臓器に障害が現れます。
シェーグレン症候群の末期症状には、重度の口や目の乾燥だけでなく、全身の臓器に障害が現れることがあります。具体的には、腎臓や肺、肝臓、神経などが炎症を起こし、腎機能障害や呼吸困難、しびれや麻痺などが生じることがあります。また、リンパ腫(血液のがん)を発症するリスクが高くなることも知られています。
口の乾燥が進行すると、虫歯や歯の喪失、口腔内の感染症が増え、食事や会話が困難になることがあります。目の乾燥は視力低下や角膜障害につながることもあります。さらに、慢性的な疲労や関節痛、皮膚の乾燥、発疹などもみられ、日常生活の質が大きく低下します。
末期には、これらの症状が複数重なり、全身の健康状態が著しく悪化することが特徴です。
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虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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