シェーグレン症候群はセルフチェックできますか?
次のような症状がある場合は、医師と相談することをおすすめします。
シェーグレン症候群のセルフチェックとして、以下の症状や項目があるかどうかを確認します。
- 乾燥の症状:口腔乾燥(口の中が乾く、食事中に水分が必要、唾液が減った感覚)、眼乾燥(目の乾き、異物感、頻回の点眼、涙が出にくい)
- 耳下腺痛・腫脹(顎や頬の腫れや痛み)
- 関節痛(原因不明の関節痛や筋肉痛)
- 全身性疲労(慢性的な強い疲労感)
- 皮膚や陰部の乾燥、頻回の虫歯や歯周病、口腔内の炎症や痛み
抑うつ・不安などの精神心理的症状もセルフチェックの重要項目です。特に、口腔乾燥・眼乾燥・耳下腺腫脹・関節痛・全身性疲労の組み合わせや、症状が3ヶ月以上持続する場合は注意が必要です。
ただし、これらの症状は他疾患でもみられるため、セルフチェックはあくまで受診のきっかけとし、確定診断には血液検査(抗SS-A抗体など)、唾液腺機能検査、涙液分泌検査、生検などの専門的評価が必要です。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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