シェーグレン症候群で舌の痛みがある場合、どうしたらよいですか?
口腔内の乾燥の改善や唾液を分泌させる刺激を与えることが重要です。鎮痛薬を使用することも方法です。
シェーグレン症候群患者さんにおける舌痛症の対処法・治療法として、まず口腔乾燥の改善が重要です。軽度の腺機能障害には、キシリトールやシュガーレスキャンディ、ガムなどの機械的唾液分泌刺激を推奨しています。これらで効果不十分な場合、ムスカリン受容体作動薬が有効とされていますが、心疾患や呼吸器疾患のある患者さんでは注意が必要です。
舌痛症が口腔乾燥以外の要因(神経障害、心理的要因など)による場合、鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)や、神経障害性疼痛にはガバペンチン、プレガバリン、デュロキセチンなどの使用が臨床的に推奨されています。また、口腔カンジダ症の合併が疑われる場合は、抗真菌薬の投与も考慮します。
口腔衛生の徹底、定期的な歯科受診、アルコール・喫煙の回避も推奨されます。症状や原因に応じて、これらの治療法を組み合わせて対応します。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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