安静時狭心症と労作性狭心症の違いは?何科に行く?不安定狭心症と似た病気は?
狭心症について、特に知りたいことは何ですか?
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狭心症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
狭心症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
循環器内科を受診してください。
狭心症が疑われるような胸の痛みが出現する場合には、心臓や血管の病気を専門とする循環器内科を受診することが必要です。病院では、心電図や心臓の超音波検査などを行って病気の状態を評価します。
その結果、さらに詳しい検査やカテーテル治療などが必要と判断された場合には、専門的な設備が整った大きな病院の循環器内科へ紹介されることになります。
狭心症では、動いたときだけ苦しくなるような症状が典型的ですが、それまでなかった胸の痛みや苦しさなどが出現した場合には、早期に受診して評価してもらうことが大切です。
(参考文献)
藤吉 朗ほか.“2023 年改訂版 冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_fujiyoshi.pdf,(参照 2026-05-05).
掃本 誠治ほか.“2023 年 JCS/CVIT/JCC ガイドライン フォーカスアップデート版 冠攣縮性狭心症と冠微小循環障害の診断と治療”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_hokimoto.pdf,(参照 2026-05-05).
中埜 信太郎ほか.“2022年 JCSガイドライン フォーカスアップデート版 安定冠動脈疾患の診断と治療”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/03/JCS2022_Nakano.pdf,(参照 2026-05-05).
木村 一雄ほか.“急性冠症候群ガイドライン(2018 年改訂版)”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/11/JCS2018_kimura.pdf,(参照 2026-05-05).
山岸 正和ほか.“慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版)”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/10/JCS2018_yamagishi_tamaki.pdf,(参照 2026-05-05).
中村 正人ほか.“安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018 年改訂版)”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/09/JCS2018_nakamura_yaku.pdf,(参照 2026-05-05).
不安定狭心症と症状が似ている他の病気はありますか?
不安定狭心症と症状が似ている他の病気はありますか?
大動脈解離や心筋炎、気胸や肺塞栓などでも似たような強い胸痛を生じることがあります。
以下のような疾患でも、不安定狭心症と似たような、胸のあたりの強い痛みが見られることがあります。
- 大動脈解離
- 心筋炎
- 気胸
- 肺塞栓
- 胃潰瘍
- 膵炎
どのような疾患が痛みの原因となっているかは、症状の経過や検査の結果から慎重に見分ける必要があります。
安静時狭心症と労作性狭心症の違いを教えてください。
安静時狭心症と労作性狭心症の違いを教えてください。
安静時狭心症は心臓の血管が一時的な痙攣を起こすことで生じます。夜間から朝にかけて症状が見られやすいです。
安静時狭心症とは
安静時狭心症とは
安静時狭心症は、動いている時などに起こりやすい労作性狭心症と違い、主に安静時に胸痛を生じる狭心症です。
主な原因としては以下の3つがあります。
- 血管の動脈硬化でなく攣縮(れんしゅく:血管の筋肉が縮んでしまうこと)によって一過性の血流低下が生じる「冠攣縮性狭心症」が原因となる場合
- 労作性狭心症の原因となるような血管内の動脈硬化が進行して、血管内がさらに狭くなってしまい、労作時だけでなく安静時にも症状が起こるようになった場合(不安定狭心症に進行した場合)
- 労作性狭心症と冠攣縮性狭心症を合併している場合
冠攣縮性狭心症について
冠攣縮性狭心症では、夜間就寝中や早朝などの安静時に胸痛が出現することが多く、労作性狭心症のように身体を動かした時に症状が起こることは少ないです。また、労作性狭心症は主に動脈硬化リスクが高い方に多い一方、冠攣縮性狭心症は動脈硬化リスクが低い方でも発症することがあり、労作性狭心症と比べて若年者や女性でも発症しやすいです。
安静時狭心症の治療について
安静時狭心症の治療は、血管拡張剤の投薬によって行われ、労作性狭心症のような手術は不要です。
ただし、不安定狭心症で安静時胸痛が生じているケースや、労作性狭心症と冠攣縮型狭心症を合併している場合もあるため、心臓カテーテル検査や心筋シンチグラフィ、心臓CT等の検査や、慎重な症状の確認などが必要となります。また、症状や年齢によっては、早い段階でカテーテル検査・治療を必要とすることが多くなります。
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編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
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医師執筆/監修
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おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
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