甲状腺機能障害

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されたり、不足したりして、全身の代謝やいろいろな臓器の働きが障害される病気です。

甲状腺機能障害の主な原因は自己免疫作用（自分の免疫が誤って自分の体を攻撃する）で、ほかにヨウ素の過剰/欠乏、薬・手術・放射線治療の影響、感染症、甲状腺の腫瘍、加齢などがあります。

ヨウ素を多く含む昆布摂取は控えましょう。甲状腺機能障害を悪化させるサプリメントにも注意が必要です。

いいえ、甲状腺機能障害はストレスが原因ではありません。ストレスが病状を悪化させる可能性はあります。

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されたり不足したりして、多様な症状が現れます。甲状腺機能が低下すると体重増加、むくみ、冷え、便秘などが現れ、甲状腺機能が高くなると体重減少、動悸、発汗、手の振え、下痢などが現れます。

甲状腺機能障害には初期症状がありますが、軽い症状のため見逃されやすいです。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

はい、むくみは甲状腺機能障害の症状です。

はい、甲状腺機能障害では皮膚に症状が出ます。

はい、甲状腺機能障害で爪に異常が見られることがあります。

内分泌内科または甲状腺を専門とする医療機関を受診しましょう。

甲状腺機能障害に特徴的な症状がある場合や倦怠感や、体重変化が長く続く場合は病院を受診してください。

甲状腺機能が低い場合は甲状腺ホルモンを補充し、甲状腺機能が高い場合は抗甲状腺薬などの内服薬、放射線、手術で治療します。

甲状腺機能障害の場合、日常生活で注意すべき点は、治療を自分の判断で中断しないこと、服薬をきちんと管理すること、生活習慣を整えることの3つです。