甲状腺機能障害ではどのような症状がありますか?
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されたり不足したりして、多様な症状が現れます。甲状腺機能が低下すると体重増加、むくみ、冷え、便秘などが現れ、甲状腺機能が高くなると体重減少、動悸、発汗、手の振え、下痢などが現れます。
甲状腺機能障害では多様な症状が起こります。甲状腺ホルモンが過剰か不足かで症状は大きく異なります。甲状腺機能低下症では代謝が低下し、倦怠感、寒がり、体重増加、便秘、むくみ、皮膚乾燥、嗄声、集中力低下、抑うつ気分などがみられます。適切な治療を行わず重症化すると、徐脈(脈が遅くなる)、全身がむくんだり、さらには昏睡状態に陥ることがあります。
潜在性甲状腺機能低下症はほとんどが無症状ですが、軽い疲労感や認知機能の低下が報告されています。一方、甲状腺中毒症(甲状腺機能亢進症)では代謝が活発になり、動悸、頻脈(脈が速くなる)、体重減少、発汗、手の振え、不眠、神経過敏、筋力低下、下痢などが現れます。バセドウ病では眼球突出や甲状腺腫大(首の腫れ)を伴うことがあります。
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(参考文献)
Jacqueline Jonklaas et al. Guidelines for the treatment of hypothyroidism: prepared by the american thyroid association task force on thyroid hormone replacement. Thyroid. 2014, 24, 1670-1751.
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最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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