踵を付けて真っすぐ立った時に膝やふくらはぎが離れている(いわゆるO脚)
の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
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「踵を付けて真っすぐ立った時に膝やふくらはぎが離れている(いわゆるO脚)」はどんな症状ですか?
踵を付けて真っすぐ立った時に膝やふくらはぎが離れている(いわゆるO脚)とは
「踵を付けて真っすぐ立った時に膝やふくらはぎが離れている(いわゆるO脚)」に関連する主の病気には、骨粗しょう症、変形性関節症、腰椎症などがあります。
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「踵を付けて真っすぐ立った時に膝やふくらはぎが離れている(いわゆるO脚)」のQ&A
- A.
子供のO脚は自然な成長や治療によって治ることが多いです。大人の場合、変形した脚を元の形に戻すことはできないため、症状によっては手術が必要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る子供と大人ではO脚になる原因が異なるため、治るかどうかや治療法が変わってきます。
子供の場合
正常な成長に伴うO脚
子供のO脚は必ずしも病気とは限りません。2歳くらいまでは、3〜4cmほど膝の間が開くくらいの軽度のO脚は、正常な成長のうちです。正常な成長によるO脚は左右対称であり、痛みや膝の機能の異常は生じません。
よく歩く時期になれば自然と脚がまっすぐになってくるため、この時期を待ちましょう。病的なO脚
くる病による病的なO脚の場合、薬や注射による治療によって改善されることが多いです。
また、骨折などの怪我によって脚の変形が起こってO脚になってしまった場合でも、子供は自家矯正力(自分自身の力で自然に治ること)が高いため、ある程度は自然治癒が望めます。ただし、大きく変形してしまった場合には、手術による矯正などが必要になることがあります。大人の場合
成人した後に徐々にO脚が進んでいる場合、膝の軟骨のすり減りが原因で脚が変形している可能性があります(変形性膝関節症)。これはどなたにでも生じうる加齢による変化の1つと言えます。
脚の骨自体の変形や軟骨のすり減りが起こってしまうと、リハビリや装具を用いた治療を行っても変形は矯正されませんので、症状があれば手術を行う必要があります。症状が強くなってしまう前に進行を予防することが重要です。 - A.
初期には見た目の変化しか見られないことも多いです。くるぶしを揃えて立たないとわからないほど軽度の変形の場合もあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る初期のO脚では、左右の内くるぶしをきちんと揃えて立たなければほとんど気づかれないような、ごく軽い見た目上の変形しか見られないことも多いです。また、痛みや歩きづらさ、膝の曲げ伸ばし機能の異常なども、初期には見られない場合がほとんどです。
変形が進むにつれて上記の症状が出てくる場合には、治療を必要とするO脚の可能性があります。 - A.
2歳くらいまでは正常な成長に伴って軽度のO脚が見られます。大人では加齢により膝の軟骨がすり減ることなどが原因となります。病的なO脚では、バランスの悪い歩行や歩行時の痛みが症状として見られます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る子供の場合と大人の場合ではO脚の原因が異なります。子供でも大人でも、治療を必要とする病的なO脚では、バランスの悪い歩行や歩行時の痛みが症状として見られます。
子供の場合
2歳くらいまでは、3〜4cmほど膝の間が開くくらいの軽度のO脚は正常な成長のうちです。正常な成長に伴うO脚は左右対称であり、痛みや膝の機能の異常は生じません。
病気が原因の場合には、身長の伸びが遅くなったり、O脚やX脚のように脚が曲がって成長したりといった症状が見られます。また、骨折しやすい、虫歯になりやすいなどの症状が出る場合もあります。くる病
カルシウムやリンによる骨の強化が不十分なために、骨の正常な成長が起こりにくくなる病気です。ビタミンD不足や遺伝が原因になります。
ブロント(Blount)病
脛(すね)の骨の成長に関わる組織である「骨端線(こったんせん; 小児の骨の端の方にある軟骨でできた柔らかい部分)」に障害が起こる病気です。なぜ障害が起こってしまうことがあるのかは、はっきりとは分かっていません。膝の内側で骨の成長が起こりにくくなり、外側ばかりが成長することで、脛の骨が内側に曲がってO脚になります。
骨系統疾患
遺伝的な原因によって全身の骨や軟骨に異常が生じる病気をまとめて「骨系統疾患」と呼びます。代表的な病気に、骨形成不全症、軟骨無形性症、先天性脊椎骨端異形成症があります。
症状は病気によってさまざまですが、身長が伸びにくい、O脚やX脚のように骨や関節が変形する、骨が弱くて折れやすい、といった症状が見られます。骨端線損傷
骨の成長に関わる成長線は、完成した骨のようには頑丈ではありません。脛の内側の骨端線が傷つくと、外側ばかりが成長することで、脛の骨が内側に曲がってO脚になります。怪我によるO脚の場合、片側の脚だけで見られることが多いです。
大人の場合
膝関節の軟骨のすり減り
成人した後に徐々にO脚が進んでいる場合、膝の軟骨のすり減りが原因で脚の形が変形している可能性があります。どなたにでも生じうる加齢による変化の1つですが、つらい痛みや歩行のしづらさがある場合には治療が必要となります。
膝にひどい怪我を負ったことがある方や、体重が重い方では、軟骨がすり減りやすいことがあります。 - A.
子供の難治例では矯正骨切り術や成長抑制術を行う場合があります。大人では、年齢や症状に合わせて骨切り術や人工膝関節置換術が行われます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る子供と大人ではO脚になる原因が異なるため、治療法が変わってきます。
子供の場合
子供のO脚の原因となる代表的な病気は、くる病やブロント(Blount)病です。いずれも手術まで要するケースはほとんどありません。
薬による治療
くる病によるO脚の場合、薬による治療だけで治ることも多いです。
手術
手術が行われることがあるのは、主にブロント病によるO脚が装具を用いた治療などを行っても十分に改善しない場合です。手術の方法としては、骨を切って角度を矯正した上で長期間にわたって機械による固定を行う「矯正骨切り術」や、膝の外側の成長を抑制するプレート(板)を一定期間当てておくことで膝がまっすぐ伸びることを促す「成長抑制術」があります。
大人の場合
大人のO脚は、膝の軟骨がすり減ることで変形が進む「変形性膝関節症」が原因である場合が多いです。変形性膝関節症はどなたにでも生じうる加齢による変化の1つですが、つらい痛みや歩行のしづらさがある場合には治療が必要となります。生活習慣を変えたり、リハビリを行ったり、痛み止めなどの薬を用いたりしても症状が続く場合には、手術が必要となることがあります。
なお、O脚の進行具合や年齢、仕事や運動状況によって手術内容は異なります。骨切り術
変形が初期の段階で、患者さんが比較的若い場合には、しばしば骨切り術が選択されます。これは、骨を切って膝の角度をまっすぐに矯正し、プレートで固定する手術です。
人工膝関節置換術
変形が大きく進んでしまっている重度のケースや、患者さんが高齢の場合には、人工膝関節置換術が行われることがあります。これは、軟骨(骨と骨の衝突や摩擦を防ぎ、関節の動きを滑らかにしている組織)が傷んで変形してしまった関節の表面を金属で覆うことで、痛みを減らして歩きやすくするための手術です。
- A.
大人のO脚の原因である変形性膝関節症は、食事や運動習慣を気をつけることが予防につながります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るO脚では、脚の骨自体の変形や軟骨のすり減りが起こっています。そのため、脚をまっすぐにしようとしてストレッチを行っても効果は期待できません。
O脚への対応は、子供か大人かによって変わってきます。これは原因となる病気が異なるためです。子供の病的なO脚の場合、病院での治療が必要になります。
以下に記載するのは、大人のO脚の予防法です。大人のO脚の原因
成人した後に徐々にO脚が進んでいる場合、膝の軟骨のすり減りが原因で脚が変形している可能性があります(変形性膝関節症)。これはどなたにでも生じうる加齢による変化の1つと言えます。
変形性膝関節症の予防のためには、以下のことに気をつけましょう。生活習慣
糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病にかかっているとO脚が進みやすいとされます。食事や運動不足に気をつけましょう。
ダイエット
いわゆる「メタボリックシンドローム」と呼ばれるような肥満や体重の増加はO脚を進行させます。カロリーの摂り過ぎや運動不足に気をつけましょう。
筋力トレーニング
変形性膝関節症の予防にあたっては、膝周りの筋力を強めることも大切です。膝を伸ばすための筋肉(大腿四頭筋)を特に鍛えましょう。
- A.
子供の成長に伴うO脚は、自然に改善されるため治療は特に必要ありません。病的なO脚では、装具や薬を用いた治療や手術を症状に応じて行います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る子供と大人ではO脚の原因となる病気が異なるため、治療や対応の方法が変わります。
子供の場合
正常な成長に伴うO脚
子供のO脚は必ずしも病気とは限りません。2歳くらいまでは、3〜4cmほど膝の間が開くくらいの軽度のO脚は、正常な成長のうちです。正常な成長によるO脚は左右対称であり、痛みや膝の機能の異常は生じません。
よく歩く時期になれば自然と脚がまっすぐになってくるため、この時期を待ちましょう。くる病
カルシウムやリンによる骨の強化が不十分なために、骨の正常な成長が起こりにくくなる病気です。ビタミンD不足や遺伝が原因になります。
治療にあたっては、ビタミンDやカルシウム製剤の飲み薬や、くる病治療のための注射薬などが用いられます。ブロント(Blount)病
脛(すね)の骨の成長に関わる組織である「成長線」に障害が起こる病気です。膝の内側で骨の成長が起こりにくくなり、膝の外側ばかり成長することで、脛の骨が内側に曲がってO脚になります。
ブロント病によるO脚は、正常な成長に伴うO脚と比べると時間がかかるものの、時間とともに自然とまっすぐな形へ矯正されます。変形が強い場合には、装具を用いたり手術が行われたりする場合もあります。骨系統疾患
遺伝的な原因によって全身の骨や軟骨に異常が生じる病気をまとめて「骨系統疾患」と呼びます。代表的な病気に、骨形成不全症、軟骨無形性症、先天性脊椎骨端異形成症があります。
O脚やX脚の程度が強く症状がつらい場合には、手術が行われる場合もあります。大人の場合
変形性膝関節症
成人した後に徐々にO脚が進んでいる場合、膝の軟骨のすり減りが原因で脚が変形している可能性があります。どなたにでも生じうる加齢による変化の1つですが、変形が進むことでつらい痛みや歩行のしづらさといった症状が起こることがあります。
治療としては、適度な運動や筋力トレーニング、ストレッチといったリハビリを行います。症状が強い場合には、副作用に注意しながら痛み止めの飲み薬や湿布薬を使用します。それでも日常生活に支障をきたす症状が続いたり悪化したりする場合には、傷んだ関節を人工のものに替える「人工膝関節置換術」などの手術が行われる場合があります。 - A.
子供ではくる病やブロント病、骨折をはじめとする怪我などが、大人では変形性膝関節症などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るO脚の原因となる病気には、以下のようなものがあります。
脚の骨の正常な発育が妨げられる病気
くる病
カルシウムやリンによる骨の強化が不十分なために、骨の正常な成長が起こりにくくなる病気です。ビタミンD不足や遺伝が原因になります。
ブロント(Blount)病
脛(すね)の骨の成長に関わる組織である「骨端線(こったんせん; 小児の骨の端の方にある軟骨でできた柔らかい部分)」に障害が起こる病気です。なぜ障害が起こってしまうことがあるのかは、はっきりとは分かっていません。膝の内側で骨の成長が起こりにくくなり、膝の外側ばかり成長することで、脛の骨が内側に曲がってO脚になります。
骨系統疾患
遺伝的な原因によって全身の骨や軟骨に異常が生じる病気をまとめて「骨系統疾患」と呼びます。代表的な病気に、骨形成不全症、軟骨無形性症、先天性脊椎骨端異形成症があります。
症状は病気によってさまざまですが、身長が伸びにくい、O脚やX脚のように骨や関節が変形する、骨が弱くて折れやすい、といった症状が見られます。骨折などの怪我が原因の病気
骨端線損傷
骨の成長に関わる骨端線は、完成した骨のようには頑丈ではありません。そのため、骨折を起こすような強い力が加わると傷ついてしまうことがあります。脛(すね)の内側の骨端線が傷つくと、膝の外側ばかりが成長することで、脛の骨が内側に曲がってO脚になります。
骨折後変形癒合
脛の骨が骨折した後、正しい形で骨が回復せずに曲がってしまうと、O脚となる場合があります。
膝関節の軟骨のすり減り
変形性膝関節症
成人した後に徐々にO脚が進んでいる場合、膝の軟骨のすり減りが原因で脚が変形している可能性があります。どなたにでも生じうる加齢による変化の1つですが、つらい痛みや歩行のしづらさがある場合には治療が必要となります。
膝にひどい怪我を負ったことがある方や、体重が重い方では、軟骨がすり減りやすいことがあります。 - A.
左右の内くるぶしを揃えて立った時に、膝の内側が付かずに間が開いてしまう状態です。見た目から「O脚」と呼ばれます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る左右の内くるぶしを揃えて立った時に、膝の内側がつかずに間が開いてしまう状態を、その見た目から「O脚」と言います。O脚は必ずしも病気とは限りません。
正常な成長に伴うO脚
2歳くらいまでは、3〜4cmほど膝の間が開くくらいの軽度のO脚は、正常な成長のうちです。正常な成長によるO脚は左右対称であり、痛みや膝の機能の異常は生じません。
その後、2〜7歳くらいまではX脚となりますが、これも正常な成長のうちです。X脚は、左右の膝の内側を合わせて立った時に、くるぶしが付かずに間が開いてしまう状態です。その後は、大人と同様なまっすぐな脚へと変化していきます。病気が原因のO脚
よく歩くようになる3歳以降では、病気が原因でO脚となる場合があります。具体的な原因としては、脚の骨の正常な発育が妨げられる病気や、骨折などの怪我による変形が進んでしまうことが挙げられます。正常な成長に伴うO脚と違い、歩く時に痛みがある、片脚だけ変形が強いといった症状が見られることが多いです。
また、成人した後に徐々にO脚が進んでいる場合、膝の軟骨のすり減りが原因で脚の形が変形している可能性があります。どなたにでも生じうる加齢による変化の1つですが、つらい痛みや歩行のしづらさがある場合には治療が必要となります。 - A.
痛みや歩きづらさがあれば整形外科を受診しましょう。子供の病的なO脚の場合、小児科で治療を行うことがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る病院を受診すべき場合
痛みや歩きづらさがある場合には、整形外科を受診しましょう。膝や股関節の動きや歩行の様子を確認したり、必要に応じてレントゲンやエコーなどの画像検査を行ったりして、病気の有無や治療の必要性をチェックします。
また、子供の病的なO脚で治療を要する場合、小児科で治療を行う場合があります。受診が必要ない場合
2歳くらいまでは、3〜4cmほど膝の間が開くくらいの軽度のO脚は、正常な成長のうちです。正常な成長によるO脚は左右対称であり、痛みや膝の機能の異常は生じません。この場合には、受診の必要はありません。
踵を付けて真っすぐ立った時に膝やふくらはぎが離れている(いわゆるO脚)はどんな病気に関連しますか?
踵を付けて真っすぐ立った時に膝やふくらはぎが離れている(いわゆるO脚)に関連する他の症状をチェック
踵を付けて真っすぐ立った時に膝やふくらはぎが離れている(いわゆるO脚)について、医師からのよくある質問
- 患部は赤くなっていますか?
- 患部は腫れていますか?
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 体のだるさはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科