腰椎症の症状は?腰椎症

監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03

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腰椎症と診断された人の受診データ(最初に気になった症状・診療科)

最初に気になった症状

  • 腰痛30%
  • 下肢のしびれ15%
  • 背部痛10%
  • 足の指の痛み7%
  • 脚の膝から下のしびれ5%

受診した診療科

  • 整形外科84%
  • 内科5%
  • リハビリテーション科2%
  • 神経内科2%
  • その他7%

受診して「腰椎症」と診断されたと回答した人が、症状チェックを始めたときに最も気になる症状として選んだものと、受診した診療科のデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。

※%は回答した人に占める割合です。

※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。

ユビーで症状チェックしたあと、受診して「腰椎症」と診断されたと回答した人(自己申告)が、最も気になる症状として選んでいたのは、腰痛(30%)、下肢のしびれ(15%)、背部痛(10%)などでした。

受診した診療科は、整形外科(84%)、内科(5%)、リハビリテーション科(2%)の順でした。

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変形性腰椎症とは

加齢変化により、腰椎(腰の骨)が変形したり、腰椎の間のクッションの役割がある椎間板が傷つくことで、腰に痛みを感じたりお尻や太もも、足周辺の神経症状が出やすくなる状態です。

「変形性腰椎症」とはどのような病気ですか?

加齢や長年の負担により、腰の骨や、骨と骨の間のクッションである椎間板が変形する病気です。

変形性腰椎症は、腰椎(腰の骨)の「変形」が主な原因となって痛みやしびれが起こる病気の総称です。

具体的には、次のような変化が起こります。

  • 椎間板(軟骨でできた骨と骨の間のクッション)の水分が減り、弾力がなくなる
  • 骨のふちにトゲのような出っ張り(骨棘:こつきょく)ができる
  • 骨同士をつなぐ関節が変形する

これらの変化によって腰の骨が不安定になったり、周囲の神経が刺激されたりして、腰や足に痛みやしびれなどのさまざまな症状を引き起こします。

さらに詳しく:「変形性腰椎症」とはどのような病気ですか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
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変形性腰椎症の症状

変形性腰椎症には初期症状はありますか?

初期症状として、腰の軽い痛みやこわばり、動き始めの痛みなどが現れやすいです。

変形性腰椎症の初期には、腰の軽い痛みやこわばりなど、見過ごされがちな症状が現れます。

具体的には次のような症状です。

  • 腰の軽い痛みや重だるさ
  • 朝起きた時や、長時間同じ姿勢でいたあとの腰のこわばり
  • 座った状態から立ち上がる時や、寝返りを打つ時などの動き始めの痛み

動いているうちに少し楽になることもありますが、無理をすると痛みが強まる場合があります。このような初期症状に早めに気づき、対応し始めることが悪化を防ぐことにつながります。

さらに詳しく:変形性腰椎症には初期症状はありますか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科

変形性腰椎症ではどのような症状がありますか?

腰の痛みやこわばりのほか、足のしびれや痛み、長く歩けなくなる症状などがあります。

変形性腰椎症の症状は、軽いものでは腰のこわばりから、重いものでは長く歩けなくなるなど、病気の進行具合によってさまざまです。

具体的には、主な症状に以下のものがあります。

  • 腰の痛みやこわばり感(特に朝起きた時や動作の始め)
  • 安静にしていても続く腰の痛み
  • お尻から足にかけてのしびれや痛み(坐骨神経痛)
  • 少し歩くと足が痛くなり、休むとまた歩けるようになる症状(間欠性跛行:かんけつせいはこう)

この病気によるこれらの症状の特徴は、個人差が大きいことです。レントゲンで変形が強くても無症状の人がいる一方で、わずかな変形でも強い痛みを感じる人もいます。

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変形性腰椎症の原因

変形性腰椎症の原因は何がありますか?

加齢が最大の原因ですが、普段の姿勢や労働内容、肥満、喫煙、遺伝なども影響します。

変形性腰椎症の最も大きな原因は「加齢」です。長年腰に負担がかかり続けることで、徐々に腰椎のまわりの構造物に変形が進みます。

しかし、それ以外にも次のようなさまざまな要因が関係していると考えられています。

  • 長時間のデスクワークや運転など、同じ姿勢を続けること
  • 重い物を持ち運ぶ仕事や、腰に負担のかかるスポーツ
  • 肥満による腰への過剰な負担
  • 喫煙による血行不良
  • 骨や軟骨の質などへの遺伝的な影響

これらの要因が複雑に絡み合うことで、腰椎の変形が進行しやすくなると考えられています。

さらに詳しく:変形性腰椎症の原因は何がありますか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
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変形性腰椎症の検査・診断

変形性腰椎症のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

以下の項目をセルフチェックすることで、この病気の可能性があるかどうかを確認することができます。ただし、正しい診断のためには、必ず病院を受診するようにしましょう。

  • 50歳以上である
  • デスクワークが長かったり、重いものを持ち上げる作業が多い
  • 腰に痛みがあり、立ち上がったり、起き上がったりした際に痛みが強まる
  • 腰まわりがつっぱっているように感じる
  • 朝起きると腰がこわばって感じる
  • 以前よりも腰の痛みが強まってきている
  • お尻や足にしびれや痛みがある
  • 長距離歩こうとすると、しゃがんで休みたくなる

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、変形性腰椎症かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。

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変形性腰椎症の治療・対処法

腰椎症への対処法は?

腰への負担を減らしましょう。重いものを持ちあげたり、良くない姿勢で座っていると病状が進行しやすいです。中腰での作業を避けること、長時間のデスクワークに気をつけましょう。

変形性腰椎症の場合、主にどのような治療をしますか?

まずは薬やリハビリなどの保存的治療を行い、効果が不十分な場合は手術を検討します。

変形性腰椎症の治療は、手術を行わない「保存的治療」が基本であり、薬やリハビリによる治療が主体です。

痛みを和らげ、日常生活を送りやすくするために、次のような治療を組み合わせて行います。

  • 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬、筋肉の緊張をほぐす薬などを使用します。
  • 理学療法(リハビリ):ストレッチや筋力トレーニングで腰を支える力をつけたり、患部を温めたり電気を当てたりします。
  • 装具療法:痛みが強い時には、コルセットをつけて腰を安定させます。
  • 神経ブロック注射:痛みが強い場合に、神経の近くに薬を注射して痛みを和らげます。

これらの治療で効果が見られない場合や、日常生活に大きな支障がある場合には、手術による治療が検討されることもあります。

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受診の目安・何科を受診するべきか

変形性腰椎症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

変形性腰椎症が疑われる場合は、整形外科を受診してください。

腰の痛みや足のしびれなどの症状があるため、変形性腰椎症が疑われる場合には、骨や関節、神経などの専門家である「整形外科」を受診するのが適切です。

整形外科では、医師が症状の様子を詳しく聞き、腰や足の動きを確認する診察を行います。

さらに、レントゲンやMRIなどの画像検査を行うことで、骨の変形の程度や神経が圧迫されていないかなどを正確に診断し、適切な治療法を提案します。

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変形性腰椎症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

腰に重く鈍い痛みを感じ始めたら、一度整形外科を受診することが大切です。

変形性腰椎症は、早期に発見して適切な対応を始めることが大切です。次のような場合は、自己判断せずに一度整形外科を受診する目安となります。

  • 腰に重く鈍い痛みを感じ始めた時
  • 痛みが長く続く、または徐々に強くなっている時
  • お尻や足にしびれや痛みがある時

初期の段階であれば、生活習慣の見直しや運動など、負担の少ない方法で改善が期待できます。

一方で、病気が悪化するほど治療の効果が出にくくなるため、症状からこの病気が疑われる場合には、一度病院を受診するようにしましょう。

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腰椎症の専門医がいる近くの病院はありますか?

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変形性腰椎症の薬

変形性腰椎症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

痛み止めや神経の薬、筋肉の緊張をほぐす薬などを使います。胃腸障害などの副作用に注意が必要です。

変形性腰椎症の薬物療法では、痛み止めや神経痛の薬などが用いられますが、それぞれの副作用にも注意が必要です。

具体的には、症状に合わせて次のような薬が使われます。

  • 消炎鎮痛薬(飲み薬・湿布など):痛みや炎症を抑えます。ただし、長期間使ったり使いすぎたりすると、胃腸障害などの副作用が出ることがあります。
  • 神経障害性疼痛治療薬:足のしびれなど、神経が圧迫されることによる痛みに使われます。神経の過剰な興奮を鎮める効果があるため、眠気やふらつきなどの副作用が出ることがあります。
  • 筋弛緩薬:腰の筋肉が緊張して、つっぱりが強い場合などに用いられることがあります。眠気などの副作用がみられることがあります。

薬の副作用のリスクは、個人個人のこれまでの健康状態によって大きく異なります。医師や薬剤師の指示に従って正しく使うことが大切です。

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対処法・セルフケア

変形性腰椎症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?

正しい姿勢を保ち、適正体重を維持することや、腰に負担のかかる動作を避けることが大切です。

日常生活では、腰への負担を減らすために正しい姿勢を保つことを意識し、腰に負担のかかる動作を避けることが大切です。

具体的には、以下のような点に気をつけましょう。

  • 正しい姿勢の維持:座る時は背筋を伸ばし、猫背や反り腰にならないように意識します。
  • 体重の管理:体重が増えると腰への負担が大きくなるため、適正体重を保つことが重要です。
  • 動作の工夫:床の物を拾う時は、腰だけを曲げるのではなく、膝をしっかり曲げて腰を落としてから持ち上げます。
  • 同じ姿勢を続けない:長時間のデスクワークなどは避け、こまめに立ち上がって軽く体を動かすようにしましょう。
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変形性腰椎症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬で効果が出ない場合は、注射やリハビリ、状況によっては手術が検討されます。

薬を飲んでも十分な効果が得られない場合、注射やリハビリ、手術などの治療方法があります。

具体的には、次のような治療法が検討されます。

  • 理学療法(リハビリ):専門家の指導のもと、ストレッチや筋力トレーニングを行ったり、患部を温めたりして痛みの軽減を目指します。
  • 神経ブロック注射:痛みの原因となっている神経の近くに直接薬を注射し、痛みを強力に抑えます。
  • 手術療法:これらの治療を行っても、痛みが改善せず日常生活に支障がある場合や、足の麻痺が生じる場合には、神経の圧迫を取り除いたり関節を固定したりする手術が検討されます。

手術にはさまざまな方法があり、どの手術が適しているかは病気を含め個人の状況によって異なります。一定のリスクを伴うため、手術の際には担当医と十分に話をすることが大切です。

さらに詳しく:変形性腰椎症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
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変形性腰椎症に関連するその他の質問

変形性腰椎症にウォーキングは効果的ですか?

はい、ウォーキングは腰に負担が少なく、筋力維持や血行改善に役立つため効果的です。

ウォーキングは、変形性腰椎症の方に推奨される「腰に負担の少ない運動」のひとつです。無理のない範囲でウォーキングを行うことで、次のような効果が期待できます。

  • 腰回りの筋力を維持、強化する
  • 体力を維持する
  • 体の柔軟性を高める
  • 血行を良くして筋肉の緊張を和らげる

ただし、痛みが強い時に無理をして歩いたり、急に長距離を歩いたりすると逆効果になることがあります。

ウォーキングを行う際は、医師や理学療法士などの専門家に相談しながら、自分のペースで続けることが大切です。

さらに詳しく:変形性腰椎症にウォーキングは効果的ですか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科

変形性腰椎症は一度発症すると治らないのですか?

骨の変形を元に戻すことはできませんが、治療や工夫で痛みを抑えて生活することは十分に可能です。

この病気で起こってしまった骨の変形を元に戻すことはできませんが、多くの場合で治療により痛みを抑えて生活することができます。

変形性腰椎症は、加齢などによって起こる腰椎(腰の骨)の「変形」であるため、変形してしまった骨や軟骨の形を完全に元の状態に戻すことは困難です。 しかし、元の形に戻らないからといって、必ずしもつらい症状がずっと続くわけではありません。

適切な治療(薬やリハビリなど)を受けたり、日常生活の姿勢や動作を見直したりすることで、痛みやしびれなどのつらい症状をコントロールすることは十分に可能です。

症状とうまく付き合いながら、生活の質を保ち、支障なく毎日を過ごすことを目指して、この病気の治療を進めていきましょう。

さらに詳しく:変形性腰椎症は一度発症すると治らないのですか?監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
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変形性腰椎症について、医師からのよくある質問

医師からよくある質問はありますか?

「腰椎症」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。

  • 腰が痛みますか?
  • 足の付け根から足の指までのどこかにしびれはありますか?
  • 皮ふ表面の感覚がおかしいと感じますか?
  • 物を持ち上げた、あるいは前かがみになった時に腰痛が発生しましたか?
  • 皮ふの感覚がにぶく、痛みなどを感じにくいですか?

変形性腰椎症に関連する症状としては次の症状があります

特に関連する症状

次のような症状がある方はご注意ください。

股関節に症状がある
症状の程度
日常生活に支障が出る程度に痛む

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この記事の監修医師

監修医師 濱畑 智弘

濱畑 智弘 先生

山田記念病院 整形外科

慈恵医大を卒業。 浅ノ川総合病院、厚生中央病院を経て2021年4月より浅草病院 整形外科に勤務。 整形外科一般および人工関節置換術を専門とする。 より広い視点で医療を捉えなおすことが出来るように2020年4月より立教大学ビジネスデザイン研究科に入学、2022年3月に卒業しMBA取得。

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03