頭を打って首が痛い
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頭を打って首が痛いとは
「頭を打って首が痛い」に関連する症状はありますか?
「頭を打って首が痛い」のQ&A
- A.
頭を打ったあとの症状としては嘔吐や眠気が多いですが、意識低下やけいれんは危険なサインです。
解説子どもが頭を打ったあとは、頭痛を中心にさまざまな症状が出ることがあり、多くは軽症ですが一部は重い脳のけがのサインです。
頭を打ったけがは、医学的には「頭部打撲」と呼び、頭のけが全般は「頭部外傷」と総称されます。頭部外傷のあと、最も多い症状は頭痛で、ほかにめまい、ふらつき、吐き気・嘔吐、だるさ、ぼーっとするなどがよく見られます。さらに、見えにくい(ぼやける・二重に見える)、音や光に敏感、集中しにくい、イライラする、眠りすぎる・眠れないといった変化も起こりえます。
多くは脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)による一過性の症状ですが、頭蓋内出血(頭の中の出血)など重症例もまれにあります。特に、意識障害(反応が悪い)、けいれん(体がガクガクする)、嘔吐を繰り返す、強いまたは悪化する頭痛、手足の麻痺(動かしにくい)、瞳孔不同(左右のひとみの大きさの差)がある場合は、緊急受診が必要です。
症状は、数時間〜最大72時間程度遅れて出ることもあるため、少なくとも24時間は慎重に観察する必要があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
Dayan PS, et al. Risk of traumatic brain injuries in children younger than 24 months with isolated scalp hematomas. Ann Emerg Med. 2014, 64, 153-62. - A.
最低24〜48時間観察し、最初の数時間は特に注意深く見守ることが重要です。
解説赤ちゃんが頭を打ったあとは、少なくとも24〜48時間は観察し、特に最初の数時間は厳重に見守ることが重要です。
頭部外傷(頭をぶつけるけが)のあとは、頭蓋内出血(頭の中の出血)などが時間差で現れることがあるため、けがをした直後だけではなく、時間をかけて観察することが大切です。特に、受傷後最初の4時間は最も注意深く、嘔吐(吐く)、意識障害(反応が悪い)、けいれん(体がガクガクする)など、普段と異なる様子がないかを確認します。24時間は常に大人が付き添い、その後も48時間程度は眠気の増加、哺乳低下、機嫌の変化などに注意します。
夜間は眠っても問題ありませんが、2〜3時間ごとに起こして反応(目を開ける・認識する)があるか確認します。特に、何度も吐く、ぐったりする、あやしても泣き止まない、大泉門膨隆(頭のやわらかい部分が膨らむ)、呼吸がおかしい、瞳孔不同(瞳の大きさの差)などは、緊急受診が必要です。また、1歳未満でたんこぶがある場合は、医師による評価が推奨されます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
Dayan PS, et al. Risk of traumatic brain injuries in children younger than 24 months with isolated scalp hematomas. Ann Emerg Med. 2014, 64, 153-62. - A.
泣かないだけでは異常とは限りませんが、反応低下や行動異常があれば受診が必要です。
解説頭を打っても泣かないだけでは異常とは言えず、反応や行動の異常の有無が重要な判断ポイントです。
子どもが泣かない理由には、驚きで一時的にぼんやりする、痛みが軽い、気がそれているなど、正常なものも多く、泣かないこと自体は脳障害(脳のトラブル)を直接示すものではありません。重要なのは、意識状態(反応の良さ)や行動の変化の有無です。
注意すべきサインとして、意識障害(呼びかけに反応が悪い)、ぐったりしている、混乱(様子がおかしい)、人を認識できない、けいれん(体がガクガクする)、嘔吐(吐く)を繰り返す、歩行障害(歩きにくい)などの症状があります。特に、泣かない状態に加えて反応が鈍い場合は、脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)や頭蓋内出血(頭の中の出血)の可能性があり、受診が必要です。
一方、泣かなくても、意識がはっきりしており、普段通り行動できる場合は、重症の可能性は低いです。ただし、症状が遅れて出ることがあるため、24〜48時間は観察しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
Dayan PS, et al. Risk of traumatic brain injuries in children younger than 24 months with isolated scalp hematomas. Ann Emerg Med. 2014, 64, 153-62. - A.
まず小児科か救急外来を受診しましょう。異常な目の動きは脳の問題の可能性があり危険なサインです。
解説頭を打ったあとに目つきがおかしい場合は、原則としてまず救急外来を受診します。
「目つきがおかしい」とは、焦点が合わない、目の動きが左右で違う、瞳孔不同(瞳の大きさの差)、物が二重に見える、まぶたが下がる、眼球が揺れる(眼振)などを指します。これらは脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)でも起こり得ますが、頭蓋内出血(頭の中の出血)や脳神経障害(目を動かす神経のトラブル)など、重い異常のサインの可能性があります。
特に、瞳孔不同、複視(物が二重に見える)、歩行障害、意識障害(反応が悪い)、けいれん(体がガクガクする)を伴う場合は緊急性が高く、速やかな救急受診が必要です。
受診後は、頭部CT検査(頭の画像検査)で出血や骨折を確認し、必要に応じて眼科・神経内科・脳神経外科などの専門科で評価を受けます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
Dayan PS, et al. Risk of traumatic brain injuries in children younger than 24 months with isolated scalp hematomas. Ann Emerg Med. 2014, 64, 153-62. - A.
吐き気のみなら経過観察可能ですが、嘔吐反復や意識低下があれば救急対応が必要です。
解説吐き気だけなら救急車は不要なことが多いですが、嘔吐の反復や意識低下などがあれば救急要請を検討します。
頭部外傷(頭をぶつけるけが)のあとの吐き気や1回程度の嘔吐は、脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)でもよくみられます。軽い吐き気のみで元気な場合は、安静・静かな環境・少量の水分補給で様子を見つつ、24〜48時間観察しましょう。
一方で、頭蓋内出血(頭の中の出血)の初期症状として現れることもあるため、経過観察が重要です。特に、嘔吐が2回以上続く、時間とともに増える、強い頭痛、意識障害(反応が悪い)、けいれん(体がガクガクする)、歩行障害(歩きにくい)などの症状がある場合は、重症の可能性があり、救急受診や救急要請が必要です。
また、高所からの転落や交通事故など強い衝撃があった場合や、泣き止まない、異常な行動、瞳孔不同(瞳の大きさの差)、鼻や耳からの出血・透明な液体なども危険サインです。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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頭のへこみは骨折が疑われる緊急事態です。触らず安静にし、速やかに救急受診・外科評価が必要です。
解説頭がへこんで見える場合は緊急事態です。触らずに、ただちに救急外来を受診または救急要請が必要です。
通常のたんこぶ(皮下血腫:皮膚の下の血のたまり)は外に盛り上がりますが、明らかなへこみがある場合は陥没骨折(かんぼつこっせつ:骨が内側に押し込まれた骨折)が疑われます。これは脳(体や思考を司る中枢)を圧迫し、見た目以上に重いけがの可能性があります。特に乳児ではピンポン骨折(柔らかい骨がへこむ骨折)として起こることもあります。
対応としては、患部を触らず、安静にして頭や首を動かさないようにし、速やかに救急受診します。意識障害(反応が悪い)、けいれん(体がガクガクする)、繰り返す嘔吐(吐く)、ろれつが回らない、手足の麻痺(動かしにくい)、鼻や耳からの血や透明な液体があれば、さらに緊急性が高まります。
医療機関では、頭部CT検査(頭の画像検査)で骨折や出血を確認し、脳神経外科(脳の専門外科)が評価します。骨が脳を圧迫している場合は、手術(骨を元に戻す治療)が必要になることがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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眠ってもよいですが、起こして反応確認できるかが重要です。異常があれば速やかに受診してください。
解説基本は寝かせてもよいですが、1〜2時間以内に一度起こして反応を確認することが大切です。異常があれば、速やかに受診をしましょう。
頭部外傷(頭をぶつけるけが)のあとは、疲労や安心で眠ることがあります。したがって、頭を打ったあとにすぐ眠っても問題ないことが多いですが、意識障害(呼びかけに反応しにくい状態)との区別が必要です。受傷後1〜2時間以内に一度やさしく起こし、名前を呼んで反応するか、会話や歩行が普段通りかを確認します。問題なく起きて反応できれば、その後は再び眠っても構いません。
夜間は無理に何度も起こす必要はありませんが、2〜3時間ごとに軽く確認して反応や呼吸が正常かを見ると安心です。これは睡眠が脳の回復に役立つためです。
一方で、まったく起きない、反応が極端に鈍い、けいれん(体がガクガクする)、異常な呼吸、嘔吐(吐く)を繰り返す、手足の動きがおかしい場合は、頭蓋内出血(頭の中の出血)など重い状態の可能性があり、速やかな受診や救急要請が必要です。
症状は遅れて出ることがあるため、受傷後24〜48時間は観察を続けましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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鼻血や耳だれは軽症のこともありますが、危険なサインの可能性があります。安静にし、すぐに救急受診が必要です。
解説頭を打ったあとの鼻血や耳だれは重大なサインの可能性があり、原則として速やかに救急受診(状況により救急要請)が必要です。
鼻血は軽い粘膜損傷でも起こりますが、頭部外傷後にみられる場合は、頭蓋底骨折(ずがいていこっせつ:頭の底の骨の骨折)を伴うことがあります。特に、透明で水のような液体(髄液:脳や脊髄を守る液体)が混じる耳だれ・鼻水は重要なサインで、髄液漏(ずいえきろう:脳の液が外に漏れる状態)により、髄膜炎(脳の膜の感染)などのリスクがあります。また、目の周りのあざ(パンダ様眼)、耳の後ろのあざ(バトル徴候)も骨折のサインです。
対応としては、鼻や耳に詰め物をせず、安静にして自然に流出させることが重要で、鼻をかむことも避けます。血液や透明液の性状(量や色)を確認しつつ、速やかに受診してください。
医療機関では、頭部CT検査(頭の画像検査)で骨折や出血を確認し、必要に応じて感染予防や外科的対応が行われます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
Dayan PS, et al. Risk of traumatic brain injuries in children younger than 24 months with isolated scalp hematomas. Ann Emerg Med. 2014, 64, 153-62. - A.
元気であれば、見守り下で短時間の入浴は可能です。症状や傷があれば入浴は控えましょう。
解説軽症で元気なら、当日の入浴は可能ですが、必ず見守りのもとで短時間・ぬるめのお湯で行ってください。症状があれば、中止して受診を検討しましょう。
頭部外傷(頭をぶつけるけが)のあと、脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)が疑われても、嘔吐(吐く)・強い頭痛・意識障害(反応が悪い)・けいれんがなく普段通りであれば、短時間の入浴やシャワーは一般的に可能です。ただし、必ず大人が付き添い(見守り)、熱すぎないお湯で、転倒やはしゃぎすぎる事態を避けることが重要です。また、入浴で体温が上がると、めまい(ふらつき)や気分不良が出ることがあるため、注意します。
頭に傷がある場合は直接こすらず、接着剤(医療用ボンド)で閉じている創部は約5日間は濡らさないよう配慮します。めまい、強い眠気、ふらつきがある場合は入浴を避け、必要に応じて体を拭く(清拭)程度にとどめます。
一方、繰り返す嘔吐、ぐったりする、起きにくい、様子がおかしい場合は入浴を控えて受診してください。受傷後は、24〜48時間の観察が推奨されます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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たんこぶは、冷やして安静にすることが基本です。症状悪化や異常があれば受診が必要です。
解説まずは冷やして安静にしましょう。大きなたんこぶも、多くが自宅で冷却と安静で対応できます。ただし、症状次第では受診が必要です。
たんこぶは、医学的には皮下血腫(皮膚の下に血がたまる状態)と呼ばれます。特に頭皮(頭の皮膚)は、血管が豊富なため、軽い打撲でもたんこぶが大きく見えることがあります。
対応としては、タオルで包んだ氷や保冷剤で10分程度冷やすことが基本です。初日は1〜2時間おきに繰り返すと、腫れや痛みの軽減に有効です。強く押さえたり直接氷を当てたりするのは避けましょう。痛みがあればアセトアミノフェン(解熱鎮痛薬)などを使用することがありますが、服用は医師の指示に従って行いましょう。たんこぶの多くは、数日から1〜2週間で自然に改善します。
一方で、急速に大きくなるたんこぶ、非常に強い痛み、嘔吐(吐く)、意識障害(反応が悪い)、ふらつき、けいれん(体がガクガクする)などがあれば、頭蓋内出血(頭の中の出血)や頭蓋骨骨折(頭の骨の骨折)の可能性があり、速やかな受診が必要です。特に1歳未満では慎重な評価が推奨されます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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軽症は安静、重症は入院や手術が行われることがあります。予防には転落防止とヘルメットの着用が重要です。
解説子どもが頭を打った場合の治療は、安静と観察が大切です。重症では入院・手術が必要な場合があります。
子どもの頭部外傷(頭のけが)の多くは軽症であり、特別な治療を必要としません。脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)では、身体的安静と認知的安静(頭を使う活動を控える)が基本です。学校や運動は一時的に制限が必要になることがあります。
頭痛には、アセトアミノフェン(解熱鎮痛薬)などを用いることもありますが、薬は年齢・体重で用量が変わるため、自己判断で内服せずに医師の指示に従いましょう。
スポーツは、完全回復まで再開しないことが重要です。頭を打った直後だけでなく、時間がたってから症状が悪化する場合もあるため、受傷後24〜48時間は、特に注意して観察します。
一方、頭蓋内出血(頭の中の出血)や脳浮腫(脳のむくみ)など、中等症〜重症では、入院や手術が必要になる場合があります。具体的には、気道・呼吸・循環の安定化(命を守る基本対応)、頭部挙上、人工呼吸、薬物治療(脳圧を下げる薬)や、外減圧術(頭の骨を一部外して圧を下げる手術)などが必要に応じて行われることがあります。繰り返す嘔吐(吐く)、意識障害(反応が悪い)、ふらつき、けいれん(体がガクガクする)などがあれば、速やかに受診しましょう。
予防方法としては、ヘルメットの着用、自動車でのチャイルドシートの使用、階段ゲートや窓ガードの設置などが有効で、特に転倒対策が重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
Dayan PS, et al. Risk of traumatic brain injuries in children younger than 24 months with isolated scalp hematomas. Ann Emerg Med. 2014, 64, 153-62. - A.
重症では救急外来を、軽症では小児科を受診します。嘔吐・意識低下・けいれんは、すぐに受診が必要です。
解説頭を打った場合は、軽症であれば小児科を、重い症状があれば救急外来を受診しましょう。受診の目安は、意識障害、繰り返す嘔吐、けいれんなどです。
頭部外傷(頭をぶつけるけが)のあとは、まず症状で受診先を判断します。意識障害(反応が悪い、強い眠気)、けいれん(体がガクガクする)、繰り返す嘔吐(吐く)、強い頭痛、歩行異常(歩きにくい)、視覚異常(見え方の変化)などがある場合には、救急外来を受診します。救急外来では、頭部CT(頭の画像検査)や脳神経外科(脳の専門外科)による対応が行われることがあります。
一方、めまい、光や音に敏感、記憶があいまい、機嫌の変化などで緊急性が低い場合には、小児科の外来受診が適切です。診察では意識レベルや神経所見(手足や目の動き)を確認し、必要に応じてCTを行いますが、放射線被ばく(体への影響)を考慮し、検査の適応は慎重に判断されます。
症状が軽く、意識がはっきりして普段通りであれば、自宅で経過観察も可能ですが、頭を打った直後だけでなく、時間がたって悪化する場合もあるため、少なくとも24〜48時間は注意深く観察しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
Dayan PS, et al. Risk of traumatic brain injuries in children younger than 24 months with isolated scalp hematomas. Ann Emerg Med. 2014, 64, 153-62. - A.
軽い脳震盪が多いですが、出血や骨折、脳のむくみなどの重症な病態もあり、注意が必要です。
解説子どもが頭を打ったあとには、脳震盪、頭蓋内出血、頭蓋骨骨折などの病気が考えられます。
子どもが頭を打ったあとに考えられる病気は、脳震盪などの軽症から、出血や骨折など命に関わるものまで幅広くあります。最も多いのは脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)で、頭痛、めまい、混乱(考えがまとまりにくい)、記憶のあいまいさ、光や音への過敏、睡眠の変化などがみられます。多くは約4週間以内に回復しますが、症状が長引くと脳震盪後症候群(症状が数週間〜数ヶ月続く状態)となります。
一方で、重症例として、頭蓋内出血(頭の中の出血)〔硬膜外血腫、硬膜下血腫、くも膜下出血、脳内出血〕や、脳浮腫(のうふしゅ:脳のむくみ)があり、数時間〜数日後に悪化することがあります。また、頭蓋骨骨折(頭の骨の骨折)やけいれん(体がガクガクする)も重要です。これらは頭蓋内圧亢進(頭の中の圧が上がる状態)を起こし、脳障害につながることがあります。さらに重症例では、学習障害、視覚や運動の障害、性格変化などの後遺症が残ることもあります。
意識障害、繰り返す嘔吐、けいれんなどがみられる場合には、速やかに受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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受傷翌日になっても元気がない場合は危険なサインです。早めに小児科または救急外来で評価が必要です。
解説頭を打った翌日に元気がない場合は、原則として救急外来を早急に受診してください。
頭部外傷(頭をぶつけるけが)のあと、翌日になっても元気がない、ぼーっとする、反応が鈍い、といった状態は、脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)でもみられますが、頭蓋内出血(頭の中の出血)や脳浮腫(脳のむくみ)など、重い病気が遅れて出現するサインである可能性があります。特に、前日より悪化している場合や新たに出現した場合は注意が必要です。
強い眠気で起きにくい、ぐったりしている、呼びかけへの反応が悪いなどの症状がみられる場合は緊急性が高く、救急要請(救急車)も検討されます。起こせて反応がある場合でも、その日のうちに救急外来で評価を受けるほうがよいでしょう。
医療機関では、意識レベルや神経所見(目や手足の動き)を確認し、必要に応じて頭部CT検査(頭の画像検査)で出血や骨折の有無を調べ、一定時間の経過観察を行います。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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意識・嘔吐・行動変化を中心に48時間観察をし、異常や悪化があればすぐに受診してください。
解説帰宅後は意識・行動・症状を確認し、異常や悪化があれば速やかに受診します。
まず、受傷直後〜2時間以内は、意識(呼びかけへの反応)、けがの有無(出血・へこみ)、歩行(ふらつき)、言葉(ろれつ)、瞳孔不同(左右の瞳の大きさの差)、鼻や耳からの出血・透明液、行動の異常を確認します。その後は安静にし、腫れには冷却(10分程度)を行います。
帰宅後は24〜48時間、嘔吐(吐く)、強い頭痛、めまい、眠気(起きにくい)、視覚異常(ぼやけ・二重)、混乱(受け答えがおかしい)、けいれん(体がガクガクする)などを観察します。子どもでは、不機嫌、食欲低下、普段と違う行動も重要なサインであることがあります。また、夜間は2〜3時間ごとに起こして反応を確認します。
意識消失、繰り返す嘔吐、けいれん、歩行困難、言語障害、瞳孔不同、鼻や耳からの液体があれば、緊急受診(場合により救急要請)が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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安全を確保して横向きにして観察します。頭部外傷後のけいれんはすぐに救急要請が必要です。
解説頭を打ったあとにけいれんが起きた場合は、ただちに救急要請しつつ安全確保を行ってください。
けいれん(体がガクガクする)は脳の電気活動の異常で、頭蓋内出血(頭の中の出血)や脳挫傷(脳の打撲)、脳浮腫(脳のむくみ)のサインの可能性があり、頭部外傷後の初回のけいれん発作は原則すべて救急対応が必要です。
まずは、周囲の危険物をどけて安全な場所に寝かせ、頭の下に柔らかい物を置き、横向き(回復体位:吐物を詰まらせない姿勢)にします。口に物を入れない、無理に押さえつけない、飲食させないことが重要です。
同時に、発作の時間を測定し観察します。携帯電話などでけいれんの様子を撮影し記録しておくと、受診後に医療者と共有することができ有用です。5分以上続く、繰り返す、呼吸がおかしい、顔色が悪い、発作後に起きない場合は特に重症です。発作後も混乱(ぼーっとする)や嘔吐があれば、必ず医療機関で評価を受けてください。
病院では、神経診察や頭部CT検査(頭の画像検査)で出血や骨折を確認し、必要に応じて抗けいれん薬(発作を抑える薬)や集中管理が行われます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るNational Institute for Health and Care Excellence (NICE). Head injury: assessment and early management. NICE Guideline. 2023, 232, PMID: 37289922.
Lumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853.
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頭を打って首が痛いという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科