梨状筋症候群の症状は?梨状筋症候群

監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03

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梨状筋症候群とは

脚につながる主要な神経である坐骨神経が、骨盤の出口で臀部周辺の筋肉である梨状筋に圧迫されて神経症状が出現すると考えられている病気です。

梨状筋症候群のトリガーポイントとはなんですか?

梨状筋症候群のトリガーポイントは、梨状筋により坐骨神経が圧迫される部位のことです。

トリガーポイントとは、痛みの原因となる部位のことを指します。
梨状筋症候群の場合、梨状筋と坐骨神経が触れる部位が痛みの原因(トリガー)となります。この部位に注射をすることをトリガーポイント注射と呼び、病院によっては超音波の検査を併用しながら注射を行うことがあります。

注射の内容は生理食塩水や局所麻酔薬、ステロイド剤などが用いられます。局所麻酔薬を使用した場合、注射後数時間は足に力が入りにくくなり歩行が難しくなることもあるため、注意が必要です。

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「梨状筋症候群」とはどのような病気ですか?

骨盤から足へ向かう坐骨神経が、梨状筋という筋肉により圧迫されることで足の痛みやしびれが出る病気です。

梨状筋症候群は、梨状筋が坐骨神経を圧迫することで痛みやしびれが引き起こされます。

梨状筋は、骨盤と大腿骨の後ろ側に付着している筋肉です。梨状筋が過度に緊張すると、坐骨神経を圧迫することがあります。
坐骨神経は、足の運動や感覚を担う役割を果たす神経であり、骨盤から出て足へ向かい、骨盤の出口のところで梨状筋のそばを通ります。
このため、梨状筋が坐骨神経を圧迫すると、お尻や足の痛みやしびれを引き起こすことがあります。特に、長時間座っている時や中腰の姿勢などで症状が出やすくなります。

腰の神経の圧迫による坐骨神経痛との区別が難しく、身体診察、MRI画像、神経ブロックなどを合わせて総合的に診断する必要があります。
梨状筋症候群を示すイラスト

さらに詳しく:「梨状筋症候群」とはどのような病気ですか?監修医師栗原 信吾北水会記念病院 整形外科
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梨状筋症候群の症状

梨状筋症候群ではどのような症状がありますか?

お尻から太ももの裏にかけて、痛みやしびれが起こります。

梨状筋症候群の主な症状は以下の通りです。

痛みやしびれ

お尻から太ももの裏にかけて痛みやしびれが起こります。症状が強いと、膝や足にまで及ぶこともあります。長く座っている時や中腰の作業などで症状が起こりやすくなり、歩くと痛みが軽くなる場合も多いです。

感覚の異常

お尻や太ももの裏にかけて、ピリピリする感覚、熱い感覚などが起こることがあります。

お尻の圧痛

お尻の一部(梨状筋と一致する場所)を圧迫すると痛みを伴うことがあります。

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梨状筋症候群の原因

梨状筋症候群の原因は何がありますか?

長時間の座位、運動不足、過度な運動、元々の梨状筋の形態の異常、怪我などが原因となります。

梨状筋症候群の主な原因は以下の通りです。

長時間の座位

  • 長距離運転
  • 長時間のデスクワーク

など、座る動作が長くなると起こりやすくなります。

運動不足または過度な運動で梨状筋が硬い場合

運動不足の人では股関節周囲の筋肉が硬くなり、同時に梨状筋も硬くなることで起こりやすくなります。一方、筋肉を鍛えるアスリートにおいて、梨状筋に過度な負荷がかかる運動を続けている場合にも、梨状筋が硬くなり坐骨神経が圧迫されやすくなります。

元々の梨状筋の形態の異常

人によって梨状筋や坐骨神経の配置が異なることがあり、これが原因で神経が圧迫されやすくなることがあります。

怪我

まれですが、転倒やスポーツなど、梨状筋やその周囲の怪我が原因で発症することもあります。

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梨状筋症候群の検査・診断

梨状筋症候群のセルフチェックはできますか?

梨状筋症候群が疑われる場合の見分け方の目安を解説でご確認ください。また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に回答することでセルフチェックもできます。

梨状筋症候群のセルフチェックは可能です。
以下のような特徴がある場合、梨状筋症候群の可能性が疑われます。

  • お尻から太ももの裏にかけて、しびれや痛みがある
  • 長く座っていると症状が強くなる
  • お尻の一部を圧迫すると痛みを感じる


なお、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めると、無料で梨状筋症候群の緊急度や関連する病気をチェックすることができます。ぜひご活用ください。
また、セルフチェックはあくまでも梨状筋症候群の可能性を疑うための参考です。適切に診断し治療を行うには、医療機関を受診してください。

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梨状筋症候群の治療・対処法

梨状筋症候群への対処法は?

同じ姿勢で長時間座位を続けることで、お尻の筋肉に負担がかかります。デスクワークや運転など、同一の姿勢が続かないように気をつけましょう。梨状筋のストレッチも対処法として有効なことがあります。

梨状筋症候群の場合、主にどのような治療をしますか?

リハビリや注射、手術などを行います。

梨状筋症候群と診断された場合、主に以下のような治療方法があります。

リハビリ

梨状筋のストレッチが有効です。

注射

症状が強い場合、坐骨神経への神経ブロックにより症状が緩和されます。しかし、ブロックにより数時間は力が入りにくくなり、歩けなくなります。

鎮痛剤の使用

痛み止めの内服により、症状の軽減をはかります。

手術

上記の治療で症状が改善しない場合、ごくまれに手術が行われることがあります。手術では、梨状筋を切ることで坐骨神経の圧を下げる処置を行います。

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受診の目安・何科を受診するべきか

梨状筋症候群の専門医がいる近くの病院はありますか?

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梨状筋症候群に関連するその他の質問

梨状筋症候群の場合、痛みの出ない寝方はありますか?

横向きの姿勢で寝る、クッションを使用するなどの方法があります。

梨状筋症候群では症状が強いと、寝ている時にも痛む場合があります。痛みを和らげるために、以下のような工夫があります。

横向きで寝る

仰向けで症状が出る場合、横向きで寝ると症状が落ち着くことがあります。このとき、股関節を曲げると症状が出る場合もありますので、できるだけ伸ばした状態の方が症状は出にくい可能性が高いです。

クッションを使用する

クッションをお尻の下に入れて寝ると、梨状筋への圧迫が減り、症状が緩和される場合があります。

さらに詳しく:梨状筋症候群の場合、痛みの出ない寝方はありますか?監修医師栗原 信吾北水会記念病院 整形外科

梨状筋症候群かどうか確かめる方法はありますか?

ご自身で確認するテストがあるので、紹介します。

梨状筋症候群を自分で確認するためのテストを以下に説明します。
これらのテストにより痛みやしびれが出た場合、梨状筋症候群の可能性があります。

フライバーグテスト

  • 仰向けに寝て、痛みのある側の膝を持ち上げる
  • 股関節を90°に曲げ、少し内側(反対側の足の方)に倒す
  • 痛みのある側のつま先を外側(痛みのある足の方向)に曲げ、自然と股関節をひねる動作になる(これを内旋と呼びます)

ペイステスト

  • 椅子に座り、膝を垂らして90°に曲げる
  • 両手で膝の外に抵抗を加えながら両側の股関節を外に開き、股を開く方向に力を入れる

梨状筋症候群のテストのイラスト

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梨状筋症候群について、医師からのよくある質問

医師からよくある質問はありますか?

「梨状筋症候群」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。

  • 太ももが痛みますか?
  • お尻や腰回りに痛みやしびれはありますか?
  • しびれや感覚のおかしさを感じますか?
  • 足の膝から上にかけて(太ももなど)しびれがありますか?
  • 膝から下にかけてしびれがありますか?

梨状筋症候群に関連する症状としては次の症状があります

特に関連する症状

次のような症状がある方はご注意ください。

太ももが痛い
症状の程度
違和感がある
自覚した時期
1か月以上前から
症状の出方
全く前ぶれのない突然の発症だった
しびれや感覚のおかしさがある
自覚した時期
1か月以上前から
症状の出方
全く前ぶれのない突然の発症だった
お尻や腰回りにしびれがある
自覚した時期
1か月以上前から
症状の頻度
初めての症状である
症状の出方
ある瞬間から急にでてきた

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この記事の監修医師

監修医師 濱畑 智弘

濱畑 智弘 先生

山田記念病院 整形外科

慈恵医大を卒業。 浅ノ川総合病院、厚生中央病院を経て2021年4月より浅草病院 整形外科に勤務。 整形外科一般および人工関節置換術を専門とする。 より広い視点で医療を捉えなおすことが出来るように2020年4月より立教大学ビジネスデザイン研究科に入学、2022年3月に卒業しMBA取得。

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03