梨状筋症候群
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2023/01/25
あなたの症状と梨状筋症候群の関連をAIでチェックする
梨状筋症候群について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
梨状筋症候群と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
太ももが痛い
- 症状の程度
- 違和感がある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
しびれや感覚のおかしさがある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
お尻や腰回りにしびれがある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 症状の出方
- ある瞬間から急にでてきた
梨状筋症候群とはどんな病気ですか?
脚につながる主要な神経である坐骨神経が、骨盤の出口で臀部周辺の筋肉である梨状筋に圧迫されて神経症状が出現すると考えられている病気です。
梨状筋症候群の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
梨状筋症候群への対処法は?
同じ姿勢で長時間座位を続けることで、お尻の筋肉に負担がかかります。デスクワークや運転など、同一の姿勢が続かないように気をつけましょう。梨状筋のストレッチも対処法として有効なことがあります。
梨状筋症候群の専門医がいる近くの病院はありますか?
梨状筋症候群の専門医がいる病院を見る梨状筋症候群のQ&A
- A.
症状が強い場合、痛みやしびれにより歩行ができなくなることがあります。
解説梨状筋症候群が原因で、歩けなくなることはあります。
梨状筋症候群では梨状筋が坐骨神経を圧迫することで、お尻や太ももの裏、足先にかけての痛みやしびれが出ます。これらの症状が強い場合、歩行が困難となり、場合によっては支えがないと歩けなくなることもあります。
自宅での生活が困難な場合には、入院が必要となる場合もあります。歩行ができないほど痛みが強い場合には、炎症を軽減する痛み止めの内服や、ブロック注射などで症状の緩和をはかります。
歩行ができない場合には、早めに整形外科を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHicks BL et al.“Piriformis Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK448172/,(参照 2024-04-18).
日本脊髄外科学会.“梨状筋(りじょうきん)症候群”.一般社団法人 日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original43.html,(参照 2024-04-18).
J.S Kirschner, et al. Muscle Nerve. 2009, 40(1), 10-18.
D.Probst,et al.PM R.2019,11 Suppl 1,S54-S63. - A.
横向きの姿勢で寝る、クッションを使用するなどの方法があります。
解説梨状筋症候群では症状が強いと、寝ている時にも痛む場合があります。痛みを和らげるために、以下のような工夫があります。
横向きで寝る
仰向けで症状が出る場合、横向きで寝ると症状が落ち着くことがあります。このとき、股関節を曲げると症状が出る場合もありますので、できるだけ伸ばした状態の方が症状は出にくい可能性が高いです。
クッションを使用する
クッションをお尻の下に入れて寝ると、梨状筋への圧迫が減り、症状が緩和される場合があります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHicks BL et al.“Piriformis Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK448172/,(参照 2024-04-18).
J.S Kirschner, et al. Muscle Nerve. 2009, 40(1), 10-18.
D.Probst,et al.PM R.2019,11 Suppl 1,S54-S63. - A.
梨状筋症候群のトリガーポイントは、梨状筋により坐骨神経が圧迫される部位のことです。
解説トリガーポイントとは、痛みの原因となる部位のことを指します。
梨状筋症候群の場合、梨状筋と坐骨神経が触れる部位が痛みの原因(トリガー)となります。この部位に注射をすることをトリガーポイント注射と呼び、病院によっては超音波の検査を併用しながら注射を行うことがあります。
注射の内容は生理食塩水や局所麻酔薬、ステロイド剤などが用いられます。局所麻酔薬を使用した場合、注射後数時間は足に力が入りにくくなり歩行が難しくなることもあるため、注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHicks BL et al.“Piriformis Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK448172/,(参照 2024-04-18).
日本脊髄外科学会.“梨状筋(りじょうきん)症候群”.一般社団法人 日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original43.html,(参照 2024-04-18).
J.S Kirschner, et al. Muscle Nerve. 2009, 40(1), 10-18.
D.Probst,et al.PM R.2019,11 Suppl 1,S54-S63.
M. Appasamy, et al. Phys Med Rehabil Clin N Am. 2022, 33(2), 307-333. - A.
梨状筋をほぐすストレッチが有効です。
解説梨状筋症候群を緩和させる方法として、ストレッチがあります。
梨状筋をほぐすストレッチのやり方は、以下の通りです。梨状筋をほぐすストレッチ
1.床に寝そべり、両膝を軽く曲げる
2.一方の足首を反対側の膝の上に乗せる(例:右足首を左膝の上に)
3.両手で反対側の太ももをつかみ、胸に向かって引き寄せる
4.ストレッチを感じる位置で、20~30秒程度キープする
5.ゆっくりと膝を元の位置に戻す
このストレッチを2~3回ほど繰り返します。
症状が片側の場合でも、体のバランスと保つために両側を等しくストレッチすることが理想です。時間がない場合は片側のストレッチだけでも効果が期待できます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHicks BL et al.“Piriformis Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK448172/,(参照 2024-04-18).
日本脊髄外科学会.“梨状筋(りじょうきん)症候群”.一般社団法人 日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original43.html,(参照 2024-04-18).
J.S Kirschner, et al. Muscle Nerve. 2009, 40(1), 10-18.
D.Probst,et al.PM R.2019,11 Suppl 1,S54-S63. - A.
梨状筋症候群が疑われる場合の見分け方の目安を解説でご確認ください。また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に回答することでセルフチェックもできます。
解説梨状筋症候群のセルフチェックは可能です。
以下のような特徴がある場合、梨状筋症候群の可能性が疑われます。- お尻から太ももの裏にかけて、しびれや痛みがある
- 長く座っていると症状が強くなる
- お尻の一部を圧迫すると痛みを感じる
なお、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めると、無料で梨状筋症候群の緊急度や関連する病気をチェックすることができます。ぜひご活用ください。
また、セルフチェックはあくまでも梨状筋症候群の可能性を疑うための参考です。適切に診断し治療を行うには、医療機関を受診してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHicks BL et al.“Piriformis Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK448172/,(参照 2024-04-18).
日本脊髄外科学会.“梨状筋(りじょうきん)症候群”.一般社団法人 日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original43.html,(参照 2024-04-18).
J.S Kirschner, et al. Muscle Nerve. 2009, 40(1), 10-18.
D.Probst,et al.PM R.2019,11 Suppl 1,S54-S63. - A.
お尻から太ももにかけての違和感やしびれ、痛みが起こります。
解説梨状筋症候群の初期症状は、以下の通りです。
- お尻から太ももの違和感
- お尻から太ももの感覚の異常
初期には、違和感や感覚の異常(ピリピリする感覚など)として感じることが多いです。徐々に、しびれや痛みなど、はっきりした症状に変化します。
また、症状の出る主な部位はお尻から太ももの裏ですが、経過によって膝や足先に感じることもあります。
はじめは長時間の座位や中腰姿勢などの特定の姿勢で起こりますが、症状が強くなるにつれて、徐々に起こる頻度が増えていきます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHicks BL et al.“Piriformis Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK448172/,(参照 2024-04-18).
日本脊髄外科学会.“梨状筋(りじょうきん)症候群”.一般社団法人 日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original43.html,(参照 2024-04-18). - A.
お尻から太ももの裏にかけて、痛みやしびれが起こります。
解説梨状筋症候群の主な症状は以下の通りです。
痛みやしびれ
お尻から太ももの裏にかけて痛みやしびれが起こります。症状が強いと、膝や足にまで及ぶこともあります。長く座っている時や中腰の作業などで症状が起こりやすくなり、歩くと痛みが軽くなる場合も多いです。
感覚の異常
お尻や太ももの裏にかけて、ピリピリする感覚、熱い感覚などが起こることがあります。
お尻の圧痛
お尻の一部(梨状筋と一致する場所)を圧迫すると痛みを伴うことがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHicks BL et al.“Piriformis Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK448172/,(参照 2024-04-18).
日本脊髄外科学会.“梨状筋(りじょうきん)症候群”.一般社団法人 日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original43.html,(参照 2024-04-18). - A.
長時間の座位、運動不足、過度な運動、元々の梨状筋の形態の異常、怪我などが原因となります。
解説梨状筋症候群の主な原因は以下の通りです。
長時間の座位
- 長距離運転
- 長時間のデスクワーク
など、座る動作が長くなると起こりやすくなります。
運動不足または過度な運動で梨状筋が硬い場合
運動不足の人では股関節周囲の筋肉が硬くなり、同時に梨状筋も硬くなることで起こりやすくなります。一方、筋肉を鍛えるアスリートにおいて、梨状筋に過度な負荷がかかる運動を続けている場合にも、梨状筋が硬くなり坐骨神経が圧迫されやすくなります。
元々の梨状筋の形態の異常
人によって梨状筋や坐骨神経の配置が異なることがあり、これが原因で神経が圧迫されやすくなることがあります。
怪我
まれですが、転倒やスポーツなど、梨状筋やその周囲の怪我が原因で発症することもあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHicks BL et al.“Piriformis Syndrome”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK448172/,(参照 2024-04-18).
日本脊髄外科学会.“梨状筋(りじょうきん)症候群”.一般社団法人 日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original43.html,(参照 2024-04-18).
J.S Kirschner, et al. Muscle Nerve. 2009, 40(1), 10-18.
D.Probst,et al.PM R.2019,11 Suppl 1,S54-S63.
梨状筋症候群について、医師からのよくある質問
- 太ももが痛みますか?
- お尻や腰回りに痛みやしびれはありますか?
- しびれや感覚のおかしさを感じますか?
- 足の膝から上にかけて(太ももなど)しびれがありますか?
- 膝から下にかけてしびれがありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科