肥厚性瘢痕の治療は保険適用になる?手術費用は?膝にできたらどう治す?
肥厚性瘢痕について、特に知りたいことは何ですか?
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肥厚性瘢痕の手術費用はどのくらいかかりますか?
肥厚性瘢痕の手術費用はどのくらいかかりますか?
治療内容により1万~30万円以上と幅があります(保険適用時)。
肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の手術費用は、保険診療が適用されるかどうか、また手術の範囲や麻酔の種類、術後に行う放射線治療の有無などによって大きく異なります。
通常、直径数センチ程度の小さな瘢痕を局所麻酔で切除する場合、健康保険の適用により自己負担額は約1万~1.5万円程度です。
一方で、瘢痕が広範囲(10cm以上)におよび、全身麻酔や入院が必要な場合や、再発を防ぐために放射線治療を併用する場合には、保険適用下でも自己負担が10万~30万円以上になることがあります。また、レーザーなどの美容的治療は保険が適用されず、自費となります。
患者さんの状態によって、必要な治療が異なるため、以下のように理解してください。
- 小さな瘢痕:日帰り手術で数万円程度
- 広範囲の瘢痕:入院・放射線治療も含め数十万円
- 美容目的の治療:保険適用外でさらに高額
費用を事前に把握するには、形成外科での診察と見積もりが重要です。
形成外科で肥厚性瘢痕を修正する治療は、保険適用になりますか?
形成外科で肥厚性瘢痕を修正する治療は、保険適用になりますか?
原則として保険が適用されます。ただし、レーザー治療など一部の治療法は保険適用外となる場合があります。
【保険適用の考え方】
肥厚性瘢痕は、見た目の問題だけでなく、痛みやかゆみ、ひきつれ(瘢痕拘縮)などを伴うことがある「病的瘢痕」に分類されます。このため、機能障害などを伴う場合は、健康保険を適用して治療を受けることが可能です。
【治療法による違い】
保険が適用されるかどうかは、治療法によって異なります。
保険適用になる治療の例
- 内服薬(トラニラストなど)
- 手術
- ステロイド薬の注射や貼り薬
- 圧迫・固定療法
保険適用外になる治療の例
- レーザー治療
- シリコーンジェルシート
具体的な治療法や保険適用の可否については、医師と相談して決定することが大切です。
(参考文献)
膝などの関節にできた肥厚性瘢痕はどのように治療しますか?
膝などの関節にできた肥厚性瘢痕はどのように治療しますか?
膝などの関節にできた肥厚性瘢痕は、関節の動きにくさ(拘縮)に応じて治療します。
膝などの関節にできた肥厚性瘢痕は、その部分が動かしにくくなる「拘縮(こうしゅく)」を伴うことがあります。治療は、この拘縮の有無や程度に応じて選択されます。
- 重い拘縮がある場合: まず、瘢痕の一部を切除し関節の動きを改善する手術(部分的瘢痕解除手術)が行われます。その後や、手術後に再発した場合は、複数の非手術治療を組み合わせる「集学的治療」へ移行します 。
- 拘縮が軽度か、ない場合: 瘢痕を完全に切除する手術、または手術なしで「集学的治療」が適用されます。
「集学的治療」は、安静・固定、圧迫療法、シリコーンジェルシート、ステロイド(外用薬・注射)、トラニラストなどの内服薬、レーザー治療などを症状に合わせて組み合わせます。
膝の治療で特に大切なこと
膝のような関節にできた瘢痕では、動くことで傷に繰り返し引っ張る力(張力)がかかります。普段の運動習慣や仕事などの生活環境も考慮されます。安静・固定は、瘢痕の盛り上がりを抑え、落ち着いた状態に導く効果が期待できます。
(参考文献)
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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